niime 百科
Encyclopedia of niime
「みっつ会」
‘Mittsu kai’
2019 . 08 . 01
玉木「今回「みっつ会」の話する?それやったら私たちじゃない方がいいかな?」
酒井「藤隆とか。」
玉木「藤隆・藤田。」
酒井「じゃあこの二人を追加して。」
tamaki niimeの移転周年記念イベント、3周年の今年は「みっつ会」。8月10日(土)から15日(木)までの6日間、Shop&Labを舞台に例年にも増してスケールアップ、内容盛りだくさんの催しが連日繰り広げられる。
今回頼れるスタッフたちに企画を任せた玉木は、お客さんのように、自ら「みっつ会」をトコトン愉しむ側に回るつもりのようだ。
(藤田と藤隆 = 藤本隆太登場。)
酒井「「みっつ会」の宣伝を次の「niime百科」でやるんやけど、見どころを。」
玉木「今回Shopとか「コシラエ会」とか、藤田さん繋がりでいっぱい声かけてもらってるので。だから私も内容あんまり知らないねん。楽しみねん。私が自分で呼ぶよりね。」
― もうお客さん気分みたいな(笑)。
玉木「完全に私が一番のお客さんやから。で、私が楽しくなかったら無茶クレーム言われる、と(笑)。」
藤田「やっぱりウチのお客様にもちゃんと愛して頂けるようなモノで、まずそれ以前に私自身がすごく好きで、きっと向こうもtamaki niimeが好きという共通点がある出店者の方たちなので、一店ずつ好きになるようなポイントをお客様にも観て頂けるんじゃないかなと。ウチの作品と合わせて使って頂いたり出来るのではと考えたモノを扱っていらっしゃる方々をメインにお声掛けさせて頂いてます。」
― 藤田さんが先ず好きだったり、tamaki niimeとの相性であるとか色んな要素を考え合わせてセレクトされたわけですね。
藤田「各地のイベントでよく一緒になる方だったり、もちろん私が来て頂きたいなという想いと、出店者の方たちもtamaki niimeを好きでいて下さっているというのもあり、来て頂いて楽しんで頂けるだろうなという想像のもと、お声かけしています。」
玉木「「布博」であるとか、日本全国に色んなイベントがあるんですよ。藤田さんはそんな場へウチの作品を抱えて旅立っている人なんです。そこで色んな繋がりが出来て、同じように出店してる仲間たちみたいな感じになって来て。そういう人の繋がりをもとに、西脇へも来て来て!っていう。」
藤田「益子焼の久保田さんなんかは今回栃木から来て下さるんですよ。」
― はるばる関東から…。
藤田「そうですね。でも何回も一緒になっているというのもあるんですけど、最初にお会いした時に、モノもそうなんですけど作家さん自身も…あ、好き。という(笑)。」
― 直感ですね。
藤田「あと、卸先さんが一緒で、お互いの作品をよく知っていて、以前から興味があってっていう出店者さんも。一度お会いしてすごく話が弾んで、こういう「みっつ会」の機会が出来たのでお願いしたら喜んで行きたいと言って下さったり。」
玉木「ここまで大々的なのは初めてだもんね。去年は数社だったのが連日、しかもわざと出店の日をかぶせて、出店者さん同士の交流も生まれたら面白いなと。ひとつだけじゃなくてあれもこれも同時に皆んなで愉しみましょうという感じにしたので、どうなるか。」
藤田「お客様に楽しくお買い回りしてもらえるような出店者さんの組み合わせをイメージしています。」
― あと特にここをPRしておきたいというポイントとかありますか?
藤田「これは「コシラエ会」になるんですけど、14日に「紙でアコーディオンづくり」というのがあって、この方たちがShopに来て頂いてるのを想像した時にその絵が、紙のアコーディオンで演奏も出来るんですけど、場が和むし楽しいだろうなぁと。」
玉木「今回はライブ演奏が無いからね。その中で唯一の音楽体験。」
藤田「あと「コシラエ会」担当の藤本くんと話ししてて、ちょっと大人の方向けのワークショップが多いので、子どもさんが楽しめるものがあったら、という事で、あ、来てもらいたいなぁとお声掛けしたのがこのペパニカさんで。(写真を見せながら)ほんと手のひらサイズの可愛いアコーディオンで、これを「コシラエ会」で作るんですよ。」
玉木「皆んなでピッピッピッと鳴らして『猫踏んじゃった』とか演奏出来る。」
(藤田、ペパニカの音色を再生)
― やさしい音ですね。全部紙で出来てるんですか?
藤田「100%紙なんです。」
― 画期的ですよね。
玉木「色んな面白い人がいるんだねぇ。」
― 5月の「コシラエ会」、「段ボールで小物づくり」の島津さんも再び登場ですね。
藤本「あのあとすぐオファーして、行きますと言って下さって。」
― 今回のこの「みっつ会」のテーマが、“人の五感を愉しませること”。
玉木「そうなの!」
― そして“コシラエ、コシラエ、コシラエる。”「コシラエ」って言葉がキーワードになってますよね。
玉木「今回は「コシラエ」ですよ。」
― すごく深いところに踏み込んでいる感じがあるんですけど。
玉木「先日ある講義で聞いた話で…私たち動物と植物の違いって何かわかる?」
― 動く・動かないというとこですか?
玉木「そうなんだけど、植物は光合成によって自分でエネルギーを変換して栄養がつくれるねん。でも私たち動物はエネルギーをもらうべく自分で動いて取りに行く。そのために五感を手に入れたんだって。で、人間が五感それぞれの機能をちゃんと発達させると脳が進化するんだと。だから、ウチの“五感を愉しませる”っていうのは間違ってないね、って答えになってん!」
― まず直観でそれがあったわけですね。
玉木「最近10年ぶりにシャツのボタン付けしてるんですけど、最初ぎこちなかったのが5着目くらいからお喋りしながらでも無意識に出来るまでに感覚が戻ってきて。やっぱり、あ、指先を動かすって大事だなって思った。最近はパソコンも止めたから。忙しさと人を育てることを理由に任せようと色んな事をやめてたんだけど、そもそもが好きだから、それを愉しまないともったいないなと思ったの。自分で愉しんでもないのに、人に愉しめと言ってもアカンなと思ったから。まず自分が愉しむことが大事だと思った。だから直感でやりたいと思ったことはやってみようと。今回の「みっつ会」も自分がやってみたいことをお客様と一緒に愉しめたら面白いから。」
― 今回のイベントって、お客様がすごく能動的に関われる…
玉木「だと思うよ。」
― …というのがすごいと思います 。
玉木「お客様とスタッフじゃなくて。」
― 垣根がないってゆうか。
玉木「なんかもうその垣根を無くしたい!」
― その芽が出て来てるのは5月の、お客様とスタッフの方が混じって玉木さん自身も参加されてた「コシラエ会」の光景を見て感じました。今回はその発展系だという気がするんです。
玉木「そんな感じだと思う。そこで交流が生まれる。」
― そこのところは藤本さんも狙いとして仰ってましたよね。
藤本「今回のイベントの「コシラエ会」では、台湾のお茶を扱っている松茶商店さんという方が14日に来てくれるんですよ。元々宅急便の運転手をしてたのが偶々旅先の台湾で飲んだ客家擂茶に惹かれ、自力で製造してるところと繋がって仕入れを始めたという面白い方で。お茶づくりということで、豆をすり潰し煎じて飲むワークショップとか、お茶についての講義とか、物販もあって。「コシラエ会」はいつもモノづくりをテーマにやってるんですけど、“食をつくる”ということをどうやって身近にするかなって考えた時に、こんな風に、ある意味すごく尖った方に来て頂くのも良いかなと。」
― 素晴らしいですね。
藤本「今回、いつもウチの「腹ごしらえ会」に来て下さってるカレー屋さんのヒンホイさんと堀江座さんのスパイスづくりであったり、こうゆう食からのアプローチもやっていきます。」
―「腹ごしらえ会」から「コシラエ会」へ。その“越境”してくる感じがすごくいいじゃないですか。
玉木「グニョグニョしてる。すごいよ今回は。」
藤本「もちろん本来のモノづくりというところも提案させて頂いてて、特にウチのLabでやってる織物とかニットとかをどう深掘り出来るかを考えた時に、「糸紡ぎ」をやってみようと。スピンドルという道具を自作して紡いでらっしゃる篠山の方なんですけど。糸車もお持ちで、糸がこうやって出来てるというところをしっかりと見てもらえると考えてお声がけさせて頂きました。篠山では農業もされてて竹を使った網かごを職人さんに教わるワークショップも開いてたりと、自給の暮らしを提案されている方です。」
玉木「竹は素材として優れてるし、それで道具をつくるってゆうのは絶対無くしちゃいかんから、技術習得すべきやね。」
― 竹かごは昔から使ってましたし、大切な技術ですね。
玉木「それやりたい!次。」
藤本「そういう、モノづくりの原点みたいなところを実際に見て体験してもらえるっていうのは、イベントだからこそだと思うんですよ。例えば素通りされる方がいらっしゃっても、目の端に映っていて何だろう?と興味を引かれて次に繋がっていくということもあると思うので、やる意味は大いにあると思います。」
― ホント楽しみですね。
藤本「あと、「コシラエ会」のキーワードとして、コミュニケーションの場であるというのと、モノづくりを通して環境に優しい取り組みを知るというところと、あとはモノづくり自体が愉しいっていうことをなるべく伝えていきたいと。なので、愉しみつつワークショップの技術的な部分に興味を引かれるような方もお呼びしています。「現代風金継ぎ」は、今では身近ではなくなった割れたモノを直すということが一部で徐々に盛り上がってきている中で、僕も知りたいと声を掛けさせて頂きました。」
― 実に盛りだくさんで。素晴らしいですね、これは。
玉木「ヤバイでしょ?何しに来ようか、毎日来たくなるでしょ。」
― ヤバイですね。これはすごく深いイベントにもなっている。
藤本「深さもあるでしょうけど、理屈抜きに面白いと思うんですよ。」
― 無条件に面白くて、愉しめると。
玉木「まずは“気づき”の入り口に来てもらえたら。」
― 今回の「みっつ会」は盛りだくさんということでのスケールアップもすごいけど、スタッフとお客様の垣根、出店者のジャンルや役割の区別が無くなって来てる感じがまたすごいと思います。そこには去年の「ふたつ会」の時に酒井さんが仰っていた“交わる”ということがカタチになってきてるなと。
玉木「ウニャウニャとね。今回私、ノータッチやからね。」
― このイベントのプログラムに、“niimeイズム”がすごく咀嚼されているのを感じますね。
玉木「デキルでしょう?この人たち。助かるねぇ。」
藤本「これだけじゃないですよ。」
― まだあるんですか!!
玉木「まだまだですよ!!今までのは序章(笑)。」
藤本「今回のトークイベント!」
玉木「そこですよ。」
― おお!…濃い…。
藤本「ここが今回イチ押ししてるところになります。今年は3日間で、11日と12日は「出張しごとバー」。ウェブサイト「日本仕事百貨」さんが東京で主催しているドリンクを飲みながらの皆んなでワイワイ、ざっくばらんなトークイベントが西脇にやってきます。」
玉木「tamaki niimeに合いそうな人を紹介してくださいって頼んだんやね。」
藤本「「小さな食糧政策ナイト」は徳島の神山町からFood Hub Projectで農業を次世代につなげる活動を通して、食育などにも力を入れている真鍋さん。そして「持続可能じゃナイト」は「トランジションタウン」として今注目の神奈川の藤野からトランジション藤野の代表の高橋さん。」
玉木「太陽光発電のパネルつくるんやな。自給自足や。売電じゃなくて、植物さんみたいに、自分たちで自分たちのエネルギーをつくる。」
― そして13日は去年tamaki niimeに来られて玉木さん・酒井さんとトークセッションをされた福岡県八女市のうなぎの寝床代表の白水さんと久留米市のBike is life 山田さんの対談と。
藤本「あと「自由研究」ってゆうのは、染・織・編・縫製各チームのウチのスタッフが、tamaki niimeの設備を使ってお客様と何が出来るのかをそれぞれの専門のところで考えてやります。100%手を使っての自由研究です。夏休みなので。これはお子様も参加出来ます。」
― うぅーーーーん…。
藤本「レンタサイクルも今年やります。うなぎの寝床さんと久留米でレンタサイクル一緒にされてるBike is lifeさんが来てくれて自転車で一日好きなだけお客様に西脇を巡ってもらい知ってもらうっていう。tabe roomではHABookstoreによる出張本屋さんも。」
― いや〜〜スゴイことになって来ましたね…。
玉木「ヤバイでしょ今回。」
― ちょっとヤバ過ぎですね。
玉木「日本中あちこちのイベントに遊びに行かなくてもこの6日間西脇ですべて体験出来ちゃうみたいな。」
― そこで何かしらまた化学反応が起こりそうですし。
玉木「そこは常々酒井が言ってるところやね。人と人との。勝手に何か起こってくれたら。」
酒井「いや勝手に起こると思う。」
―「腹ごしらえ会」の食作人のひとが「コシラエ会」やったり。そういうのがどんどん出てきそうな気がして。これも出来るからこれもやらしてとか。
玉木「そう。どんどん繋がるよね。」
藤本「今回だけにもう話が留まらずに、今後も繋がってゆきますし。」
― スゴイことになって来ました。
酒井「ある意味“ドキュメンタリー”だと思うんですよ。色んな人が関わって、色んな拡散の仕方をして、色んな人たちが知って、またここから何かしらのムーブメントが起きれば。それは有り難いです。」
Shopにモノづくりに食にトーク etc. ….。
日本のあちこちで芽吹いている新しい感性に「日本のへそ」西脇で出会える一大イベント「みっつ会」
これからの時代に先駆けたエポックメイキングな催しになるだろう6日間に参加しない手はない。
書き人越川誠司
- Tamaki
- “Are we gonna talk about ‘Mittsu kai’ this time? Then, wouldn’t it be better to ask our staff? “
- Sakai
- “I guess, Fujiryu.”
- Tamaki
- “Fujiryu and Fujita.”
- Sakai
- “Let them join.”
‘Mittsu kai’; the 3rd Relocation Anniversary Event of ‘tamaki niime’ will be held for 6 days from Saturday, August 10th to Thursday 15th this year. The Shop & Lab will be staged with scale-ups and more events every day.
Tamaki leaves the planning to the reliable staff this time and seems to intend to turn the ‘Mittsu kai’ to the side that enjoys like a customer.
(Fujita and Fujiryu; Ryuta Fujimoto joined.)
- Sakai
- “We are going to promote the ‘Mittsu kai’ at the next ‘niime Encyclopedia’. What’s the highlight?”
- Tamaki
- “This time, since Fujita offers various creators to come over to our Shop and the ‘Koshirae kai’. So, I don’t know much about the details. I’m very excited because it’s a surprise.”
– You enjoy the feeling that you were a customer. (laugh)
- Tamaki
- “I’m definitely the number one customer. So, if I don’t like it, I would complain a lot. (laugh)”
- Fujita
- “First of all, I like the participants’ creations very much. And they like ‘tamaki niime’; we have something in common. Their creations have to be loved by our customers as well. I assume that the customers can see the favourite point in each participant’s creations. Mainly I give offers to the creators whose works goes well with ours.”
– Firstly, Fujita likes the creations of the participants, and has chosen them considering various elements such as compatibility with ‘tamaki niime’.
- Fujita
- “I ask the creators who I often see at different events, and of course, I want them to come to ours as well. The participants also like ‘tamaki niime’, so I expect them to have fun with us when they come.”
- Tamaki
- “There are various events all over Japan, such as ‘nuno-haku’. Fujita is the person who travels to those places with our creations. She has many connections, and they became friends with the creators who are participating in events in a similar way. She invited them to Nishiwaki based on such connections.”
- Fujita
- “Mr Kubota; a Mashiko-yaki (pottery) creator is coming from Tochigi this time.”
– All the way from Kanto region …
- Fujita
- “Yes. I have met her quite a few times. When I first saw her, I felt I liked her as well as her creations. (laugh) “
–It’s intuition, isn’t it?
- Fujita
- “Additionally, some participants display their creations at the same retailers’ shops. So, we have been familiar with each other’s creations for a long time. When I actually met creators, and we had a lively conversation. Then we have a chance, the ‘Mittsu kai’, to ask them, they are so glad to participate.”
- Tamaki
- It’s our first time to have this kind of big event. We only had a few participants last year. This year, however, we intentionally overlap the schedule of the participants to let them deepen their relationship. Isn’t it interesting? Let’s enjoy not only one thing but various things at a time. I wonder how this will work out.”
- Fujita
- “We imagine a combination of participants that will make customers enjoy shopping.”
– Do you have more to appeal (other than that)?
- Fujita
- “Let me talk about the “Koshirae kai”. On the 14th, there was a workshop named “Making accordion(s) with paper”. When I imagined the creators coming to our Shop, I expect we can play the paper accordions, and it will brighten up the atmosphere, and we’ll have fun.”
- Tamaki
- “There is no live performance this time. So it is the only music experience during this event.”
- Fujita
- “Also, when I talked to Fujimoto, who is in charge of the “Koshirae kai”, there are many workshops for adults; however, there isn’t enough for children to enjoy. So I asked Papernica. (showing the photo) Really cute palm-sized accordions will be made at the ‘Koshirae kai’.”
- Tamaki
- “The sound is cute. Like pi-pi-pi… We can play ‘Neko Funjyatta; The Flea Waltz’ together.”
– Sweet sound. Is it all made of paper?
- Fujita
- “100% paper.”
– It’s meaningful, isn’t it?
- Tamaki
- “There are many interesting people out there.”
– Mr Shimazu, ‘Small handcrafts using old cardboard boxes’ from the ‘Koshirae kai’ in May will participate again.
- Fujimoto
- “Right after that event, I offered him, and he said that he would go.”
– The theme of this ‘Mittsu kai’ is “To please the senses of people”.
- Tamaki
- “Yes!”
- Tamaki
- “It is ‘Koshirae (creation)’ this time.”
–I feel it’s stepping into a profound place.
- Tamaki
- “I heard a lecture the other day… Do you know what the difference is between us; animals and plants?”
– Whether they move or not?
- Tamaki
- “That’s right, and plants can transform their energy through photosynthesis to make nutrients. However, we move by ourselves to receive energy. For that reason, we have senses. The brain evolves when humans develop the functions of each of the senses, so it’s not wrong to say our “please the senses”!
–First of all, it was intuition, wasn’t it?
- Tamaki
- “I’ve been sewing buttons on shirts for the first time in 10 years. At first, I was not doing so well, however, after trying five times, I felt I was getting back to the feeling, and even I could chat while sewing. After all, I realized the importance of moving fingertips. Recently I stopped using my computer. I quit lots of things because I was busy growing people; however, I liked it in the first place, so I thought it was wasteful if I don’t enjoy it. I thought it would be significant to enjoy myself. So, if I am guided by intuition, I should try it. This ‘Mittsu kai’ must be interesting if I can enjoy what I want to do with our customers. “
–It is an event that customers can get involved actively …
- Tamaki
- “I think so.”
–… I think that is amazing.
- Tamaki
- “Not as customers or staff.”
–There is no barrier, right?
- Tamaki
- “I would like to break that barrier!”
–I felt that the buds came out in May when I saw the ‘Koshirae kai’ where Tamaki and her customers joined together. I feel like this is an extended version.
- Tamaki
- “I think that’s it. We will have an encounter there. “
– Mr Fujimoto mentioned that as a goal.
- Fujimoto
- “At this event ‘Koshirae Kai’, ‘MATCHA STORE’ that handles Taiwanese tea comes on the 14th. He was initially a home-delivery service driver and was attracted by Hakka tea, which I drank by chance in Taiwan. As for making tea, there are workshops for mashing and drinking beans, lectures on tea, and for sale. The ‘Koshirae kai’ always has the theme of creation. When we think about ‘how to make food’ closer to us, we should invite someone who is very sharp in this way.”
– It is wonderful.
- Fujimoto
- “This time, a curry shop ‘Hinhoi’ and a vegetable dining ‘Horieza’ that regularly participate ‘Hara goshirae kai’ will be making spices as one of the workshops. It’s a way of approach from food.”
–From the ‘Hara goshirae kai’ to the ‘Koshirae kai’. Isn’t it a feeling of crossing the border?
- Tamaki
- “Something, deformed. It’s awesome this time.”
- Fujimoto
- “I am proposing the original creation as well. Especially when I thought about how we could dig deeper into the textile fabrics and knits in our Lab, I wanted to try ‘(yarn) spinning’. I asked a person who lives in Sasayama and makes a tool called ‘ spindle’. He creates and spins it by himself. He has a spinning wheel as well. I asked him because I thought he could show how the thread was made to the customers well. He is also a farmer and has a workshop where people can learn how to make bamboo baskets by a craftsperson. He has been proposing a self-sufficiency lifestyle.”
- Tamaki
- “Bamboo is an excellent material. We absolutely got to learn the skill because we should not lose the way to make tools with it.
– Bamboo baskets have been used for a long time, and it is an essential technique.
- Tamaki
- “I would like to try it! Next.”
- Fujimoto
- “I think it’s because of the event that you can actually see and experience the origins of creations. For example, even if someone is passing by in front of the event, it is reflected in the edge of someone’s eyes and might gain interest. I think it is meaningful because I believe that it might be connected to the next.”
– I’m really looking forward to it.
- Fujimoto
- “Also, as the keyword of ‘Koshirae kai’; to be a communicative place, to learn how to be environmentally-friendly through creation, to enjoy creation itself. I would like to convey as much as possible. So we also invite people who are interested in the technical parts of while enjoying the workshop. I asked ‘Gendaifu Kintsugi; the modern-style gold splicing’, because I wanted to know more. Repairing broken things is no longer familiar, yet which is gradually becoming more exciting.”
– There are so many. This is awesome.
- Tamaki
- “Isn’t it crazy? You must be getting too excited to choose. Don’t you wanna come every day?”
– Really crazy. Also, this is a profound event.
- Fujimoto
- “I think there is depth, and I think it’s interesting without any reason.”
– It is unconditionally, exciting and fun, right?
- Tamaki
- “Firstly, please come to the entrance of ‘Awareness’.”
– The ‘Mittsu kai’ this time is a scale-up event because of the contents, at the same time, I think there is less gap or wall between the staff and the customers and the distinction between participants’ category and roles are disappearing. It’s incredible. Now, there is a form of “blending” that Sakai said at the “Futatsu kai” last year.
- Tamaki
- “Like deforming liquid. I don’t get involved this time.”
– I feel that the “niimeism” is sufficiently chewed into the program of this event.
- Tamaki
- “They are really talented, aren’t they? Very helpful.”
- Fujimoto
- “We have more.”
– More!!
- Tamaki
- “That’s not enough!! It’s a prologue so far. (laughs)”
- Fujimoto
- “The talk event!”
- Tamaki
- “That’s it.”
– Oh! … It has depth …
- Fujimoto
- “This is the most recommended part at this time. This year, in three days, “Shuccyo Shigoto Bar; Business trip bar” will be held on 11th and 12th. A talk event, which is usually held in Tokyo over a drink by a Japanese website “Nihon Shigoto Hyakka; Nippon Job Department” is coming to be held in Nishiwaki. “
- Tamaki
- “Fujimoto asked them to introduce us someone who seems to fit ‘tamaki niime’.”
- Fujimoto
- ‘Chiisana Syokuryo Seisaku Naito; Small Food Policy Night’ will be held by Mr Manabe from Kamiyama, Tokushima. He is focusing on food education through activities; ‘the Food Hub Project’ that connects agriculture to the next generation. And ‘Jizokukanoujya Naito; ‘Sustainable Night” will be held by Mr Takahashi from Transition Fujino, which is located in an attracting transition town in Fujino, Kanagawa.”
- Tamaki
- “We are going to make a solar power panel. Self-sufficiency. Instead of buying electricity, we’ll make our own energy like plants.”
– And on 13th, I heard that there is a talk session between Mr Shiramizu and Mr Yamada. Mr Shiramizu is the representative of ‘Unagi no Nedoko’ in Yame City, Fukuoka, who came to ‘tamaki niime’ to have a talk session with Tamaki and Sakai last year. And Mr Yamada is from ‘Bike is life’, which is located in Kurume City.
- Fujimoto
- “And ‘Jiyuu Kenkyu; Summer Independent Project” means that the staff of our dyeing, weaving, knitting, and sewing teams consider what they can do with customers using their facilities at ‘tamaki niime’. 100% ‘Jiyuu Kenkyu’ with using hands. Because it is a summer break. This is also open to children.”
– Wow….
- Fujimoto
- “Also, we’ll have a rental cycle this year. ‘Bike is life’, which has been running a rental bicycle with ‘Unagi no Nedoko’ in Kurume, will come to let the customers visit Nishiwaki as much as they like to explore for a day on a bicycle. In the tabe room, there is a bookstore by ‘HABookstore’. “
– Well, it’s getting more exciting.
- Tamaki
- “Isn’t it crazy, this time?”
–It’s over crazy.
- Tamaki
- “You can experience everything in Nishiwaki for 6 days without going to events all over Japan.”
–Another chemical reaction may happen.
- Tamaki
- “That’s what Sakai always says. Hoping something might happen naturally between people.”
- Sakai
- “I’m sure it will happen.”
- Tamaki
- “Yeah. More and more things will be connected.”
- Fujimoto
- “Not only for this event but for the next one.”
–It’s getting more and more crazy…
- Sakai
- “It’s a ‘documentary’ in a way. I appreciate that different people get involved, having different ways of spreading the information, more people know, and some kind of movement happen from here.”
– Shops, creations, food, talk, etc. …
The “Mittsu kai” is a big event held in Nishiwaki; ‘the navel of Japan’ where you can meet the new sensations that are sprouting around Japan.
It would be a waste not to participate in the 6 days that will be an epoch-making event ahead of the coming era.
Original Japanese text by Seiji Koshikawa.
English translation by Adam & Michiko Whipple.