niime 百科
Encyclopedia of niime
玉木新雌「niime村構想」を語る。
Ms Tamaki Niime talks about ‘The niime Village Concept’.
2021 . 10 . 05
「niime村構想」。「日本のへそ」=西脇市は比延地区・岡之山の麓に移転して以来、日本の真ん中から地球環境に想いを馳せたモノづくりを志し、そのための取り組みを始めた過程で、人としての暮らしや生き方も包括して玉木の中で想いが膨らんでいった理想のヴィジョン。
先月tamaki niimeチャンネルの動画でも公式に明らかにされた「niime村」とは?今回は、玉木の脳内で膨らみ続けついには溢れ出した「niime村構想」の全貌を明らかにするべくインタビュー、彼女の想いの丈を言葉にしてもらった。
取材は岡之山の緑の樹々を背景に青々とした芝生が広がり心地よいShop&Labの奥の広場で行われた。自問自答するように、しかし奔放に飛び出す玉木の語録から、「niime村」とは何なのか?をそれぞれに感じ取ってみてほしい。
玉木「私自身がそんなに“掲げない”質(たち)でしょ?」
― 言葉を?
玉木「そうそう。こっちへ向かおうよ皆んなついてこいじゃなくて、なんていうか、あの辺な気がするから皆んなそれぞれ勝手に向かったら、みたいな感じの。」
― そこを言語化するよりは…
玉木「“体感”とか、こう…」
― 「体感型」、それはわかります。
玉木「体感とか、心とか感情で同じ方向を向いて、という風にした方が人間らしいと思うから。あまり文章も得意じゃないし、言語化しないで、“感覚”で進めて来たこの15年間だったと思うんですけど、私の中では一本筋が通ってるし、その延長線上にどんどん世界が広がって行ってるって感じだから。ひとつずつ目の前の壁をクリアして行って、階段を上がってきてる実感はあるんだけど、最近新しく入ってきた人にとってはなんのこっちゃわからないだろうから、何かしらのわかりやすさは要るんじゃないか、スタッフの人数も増えてきたし、というところで、皆んなの意識を集めるために、私の頭の中の自分が思う限りの「niime村構想」を、一度アウトプットしてみて、それをそのまま読んだ時に、あ〜なるほどな、社長そんな風に考えてるんだ!と腑に落ちてもらえれば、自分たちが考える時の材料にはしてもらえるだろうし、何言っとるかようわからへんからやっぱ話を聞きにいこうとなってくれれば、もっと詳しく説明することもできるかもしれないから。」
― はい。
玉木「なぜ私がこの「niime村構想」を抱いたのか?導かれたのか?についてまとめてしっかり全員に話してないなと思って。」
― とりあえず一度「niime村」のことを言葉にしちゃえ、と。
玉木「うん、自分なりにね。」
― その上でどんなリアクションがあるか?と。
玉木「自分の頭の中でも言語化してはいないから、アウトプットすることで違うな変えようというところも出てくるかもしれないし。もっとこうした方が良いかも、という自分とのディスカッションもあるかもなと思って。」
― 吐き出してみると。
玉木「簡単なところから言ったらいい?」
― そうですね。
玉木「私の中のヴィジョンでは、ものごとが循環がされてて、そこで暮らす人たちがみな愉しくワクワクしてて、しかも持続可能であるってゆう、“状態”なの。」
― はい。
玉木「だからそこに、織物があったり、畑があったり、はたまた…何があるかな、エネルギーを自給してたり…そういうのって…いわば“パーツ”じゃないですか?」
― ええ。
玉木「それって結局、私とすれば、いっぱいあればあるだけ良いと思うんですよ。色んな“手立て”があればあるほど安心だし、可能性が広がるというか。こっちがダメでもまたあっちの手があるとか、たとえ個々に浮き沈みがあったとしても、全体として回りさえすれば。」
― 取り組みとしての多様性ですね。
玉木「そこに動物たちも入ってくれて、植物もいて、人間がそこにちゃんと寄り添える生活環境になってるかどうかってことが重要だと思うから。」
― なるほど。そこには調和した営みがあると。
玉木「人間だったら、「衣・食・住」のすべてが自分たちの手で賄えるような環境になってたら良いなという、そんな話の“状態”は言えるんだけど…じゃあ何すれば良いんですか?って言われるねん(笑)。」
― ああ〜(笑)。
玉木「いや、だからそこを考えてよ、と(笑)。映画に例えるなら、じゃあ私はどこのヒロインになろうかしらと考えて、画面のこちら側に入って来たら良いのに、と思う。画面の向こうでただ観てるんじゃなくて、いやいや私も参加したいと“センター”を取りに行くのか、むしろスクリーンの影で支える役割になるのか、それは色々あるだろうから、自分の得意分野を活かして自分が愉しめるポジションを自分自身で探してね、っていうのが私の中の「niime村構想」なの!」
― 村人に関してはそういうことなんですね。
玉木「うん。だから、多様性という意味では色んな動物がいて、皆んな共存共栄していけるというか。種の保存も含めて、より色んな種族がいてくれた方が良いと思うし。」
― はい。
玉木「やっぱり人間だけじゃ生きてゆけない。肉を食べるにしても、毛をウールとして使わせてもらうにしても、動物も植物も、その力を借りて人間が生きてゆくとするなら…そんなことを想うと…言葉にするって難しいよね。目標はね、スティーブ・ジョブズみたいに3分間のプレゼンテーションで「niime村構想」を語りたいねん。」
― それこそ言語化じゃないですか。
玉木「そう。最終的にはよ。」
― ジョブズみたいに簡潔に言えたら良いでしょうけどね。
玉木「そう。そんなのが出来たら皆んなもっと「niime村」の魅力がわかってもらえるんじゃないかなっていう気持ちはあるんだけど…まだできない。」
― 「niime村」という言葉自体は、もう5年くらい前から折々に耳にしてると思うんですけど。
玉木「言ってる。」
― これが「niime村」だ!っていうところは表面に出てなくて、なんてゆうか、それこそアメーバみたいにカタチを変えながら、その時々でこれは「niime村構想」の一環だとして露出してたというか。
玉木「そう、パーツなの。そうなの。」
― 村長さん、一体どういうヴィジョンなのか教えてください、という人もいるでしょうね。
玉木「だから、生き方とか暮らし方とか、働き方とかも含めて、全部を考え直そうと思っているし、それは自分だけじゃなくてスタッフの働き方も含めて。」
― 「niime村構想」に発展する芽は、tamaki niimeというブランドの姿勢、モノづくりをはじめとする取り組みの中に以前から含まれていたのではという印象があるんです。ジェンダーの問題、生きやすさ・暮らしやすさだったり、社会のナンセンスな部分に対するアンチテーゼというか、こんな世の中にしたい!、という想いがもともと玉木さんの内にあったわけで。その延長線上に「niime村構想」があるのではないかと。
玉木「うん…。」
― 一番わかりやすいのは「SDGs」に例えることですかね。
玉木「うん、わかりやすいかも。」
― 環境の問題も働き方の問題もジェンダーの問題も、国連の掲げた持続可能な世界実現のための20項目の達成目標の中に含まれています。
玉木「…。たまたま私はそこに気づいただけ?皆んな見えてないだけ?」
― …。
玉木「見えている人には見えてるけど、見えてない人には見えてない。色んな問題があるでしょ?この地球上で。」
― そうですね、玉木さんは先駆的者に…。
玉木「…気づきやすいのか。」
― 気づきやすいでしょうし…若い頃、社会人時代にこの社会の壁に正面からぶち当たったお話しも以前お聞きしました。独特の感受性の鋭さもあるかと思うんですけど。
玉木「この社会の当たり前の常識に対して苛立ったってことだから。その人の生き方にもよるのかもしれない。」
― “世の中変えたるで!”という玉木さんの強い想いがあって、その現れとして、「niime村」があるのかなと。
玉木「自分の中ではすごい…ショールをやり始めた時からそうだけど、この作品を創ってどんだけニーズがあるかは、やってみないとわからないじゃないですか?それが10枚売れて終わりかもしれないし、一生売れ続けるだけのニーズがあるかもしれないけど、どちらかわからないけど挑戦しなきゃいけない。だけど自分は、「良い」と思ってるし、自信だけはあるから…」
― 確信が。
玉木「その確信によって、どれだけの人が共鳴してくれるかの“旅”にずっと出てるみたいな感じだと思うんですよね、今も続けているというのは。だから、私みたいな考え方の人間はこの世の中にきっとたくさんいるだろうなと思ったんですよ。このショールがいい、と思ってくれる人がたくさんいるように。この社会で苦しい、悔しい想いをしてきた人が何パーセントかわからないけれど世の中には一定数いるんじゃないかと。」
― 確実にいるでしょうね。
玉木「そんな人たちが元気づいたり、生きやすくなったり働きやすさを感じたり、それがやり甲斐になったり。それを糧に自分も頑張ろうと思ってもらえれば、自分たちの存在意義みたいなものが何かしらあるんじゃないか、そう思ってやってはいる。」
― はい。
玉木「まぁでも、最悪誰もいなくても自分で納得してやってるわけだから、それはそれでも良いんですけど、できるだけたくさんの人たちを元気づけることができれば一番良いなと思って。そうゆう意味では私のミッションは、常に何かを探究し続けなきゃいけない、と思っているんですよね。」
― 探究し続ける。
玉木「それは、この世の中が完璧じゃないから。まだ満たされない悔しい想いをすることはあるし、何でこの社会の仕組みがこうなって地球は汚れるんだ?とか。ゴミが増えちゃうんだ?とか。なんで自分たちのこの作品づくりが上手くいかないんだ?とかまで、色んな問題は日々日々あるから。」
― ええ。
玉木「その問題を日々解決しようと考える、その積み重ねによって今があるとは思ってるんですけどね。」
他に類を見ないtamaki niimeの歩みは、「当たり前」の常識を疑いながら、矛盾を抱えた社会のセオリーのひとつひとつを、いったん自分たちの尺度に照らしてリセットし捉え直し、再構築してゆく過程だとも言えるだろう。
玉木「まぁ、15年前の何も無かった頃に比べたら、私自身はすごく暮らしやすくなったし、自分が身にまとうものはすべて自分たちが納得して創ったモノになったし、あの人たちのつくったごはんなら間違いないと思うようなものを食べれる・自分たちでつくれるようになってるってゆうのは、ほんとにすごくありがたい環境になってきてるから、まずは感謝が必要だとは思っているんですけど。」
― はい。
玉木「でもまだまだ農薬はたくさん使われてて、草は除草剤で枯らすものだという常識がはびこっているのは事実だから。自分の中では15年前にそこに気づいて、オーガニック・コットンが良いとも思っているし、無農薬の野菜が食べたいからと実行はしてるけど…そうか、15年経ってもまだそこに出会えてない人もたくさんいて。それで地球の土が傷んでゆくということがわかってはいても、止められてるわけじゃない、世の中の仕組みは惰性で回り続けているんだと考えると…地球をよくしようというのはなかなか手強いなと思うところはある(笑)。」
― う〜ん…。
玉木「もっとこうした方が絶対いいよ、幸せになれるよ、と自分は思って行動に移していることが、世の中では当たり前ではないことが多いじゃないですか?…結局、酒井と話していて、情報に基づいて生きてる人たちとは価値観が違うんだろうな、というところで意見が着地したんですよ。」
― 情報を鵜呑みにして動くのではなくて…
玉木「私たちはずっと手を動かしてるというか。考えるよりもやってみよう、なんですね、この15年間ずっと。閃いたら、まずやってみて、やりながらもっとこうした方がいいああした方がいいと、それで最終こうしようと着地するから。頭の中で綿密に組み立ててよっしゃ完璧やこれで行こう、じゃなくて、これ面白そう、とりあえずやってみようと。」
― やりながら構築していきますよね。
玉木「そうそう。やりながら創り上げるタイプ。」
― 構築してからやるんじゃなくて。
玉木「そう、面白くないから。」
― 構築力はすごくあるんだけど、頭の中で構築するんじゃなくて、手がはやいというか(笑)。
玉木「まず手でやってみる、みたいなところがあるから、説明できない。自分に完成型が見えてるわけじゃないから。例えばここのバックヤードに庭をつくりたいと思ってるけど、じゃどんな庭にしたいんですか?と訊かれてもわからない。過ごしやすい庭、みたいな(笑)。」
― 玉木さんの脳内で「niime村」の絵は描けてるわけですか?
玉木「ぼやっとはある。」
― ぼやっと?
玉木「『もののけ姫』と『天空の城ラピュタ』を足して良いとこ取りしたコラージュみたいなものはある。」
― …。
玉木「けど、描けないし、言語化できないし、そしてどんどん足していってる。これ面白そう、「niime村」に入れよう、みたいな。」
― ほかしてるのもある?
玉木「もちろん!こっちの方がいいからこれちょっと追い出そう、とか全然ある。」
― (笑)。あ、そうなんですね。
玉木「だから全くその…見取り図には描けないけど、…夢みたいな感じかな?寝てる時に見る。」
― それを忘れないうちにメモっておこうとかないんですか?
玉木「ないない。何もしてない。だって、忘れたらもう必要ないってことかな、って。」
― じゃあ、ずっと脳内で生き残ってるものが大事だと。
玉木「その中の一番自分がいま鮮明に興味あることをまずやる、って感じかな。」
― なるほど…。
玉木「私の場合なんかね、ある種自分で考えてはいない感がすごくある。その夢も含めて。」
― はぁ〜…。
玉木「「niime村構想」の幻像も含めて、誰かに見させられてる気がする。寝てる間に。」
― …。誰でしょう?
玉木「先祖かもしれないし、この地球からのメッセージかもしれないけど、ある種個人の欲求じゃなくて、総体的な欲求であるように、仕向けられている感じがするっていうか。だから、そこに私個人の感情が載ってないっていうか。例えば蚕(かいこ)を飼うことだとか、狩猟も魚さばくのも、虫も得意じゃないし、暗闇も苦手だし、今までの私の育ってきた環境に左右されるのなら、多分こういう田舎暮らし的なものは欲しないと思うんだけど…必要だよ、っていうメッセージが届くのよね、たぶん夢の中で。」
― う〜ん……。
玉木「それは具体的に昆虫を好きになりなさい、というメッセージじゃなくて、こういう自然の中に自分がいる情景が浮かんだりとか。」
― ああ、断片的なんですね。
玉木「断片的にシーンが出てくる感じはある。で、そんなタイミングでそうゆうことにすごく長けてる人に出会う、ってことはある。で、毎回その人に教えてもらおう、ってなる(笑)。例えば「大地の再生」の矢野さんだったり。」
― ふむふむ。
玉木「知りたいからこっちが会いに行った、というよりかは、ふらっと現れるというか。だから、いつの頃からか、“流されてる感”はすごくあるなと思っていて。」
― “流されてる感”??
玉木「うん。最初の、世の中のことに対してアンチだった頃って、ナニクソ!っていうエネルギーによって自分が動いた感が強いじゃないですか。」
― ショールを産み出した頃とか。
玉木「ショールを創り出すとか、皆んなに反対されても意地でもやるとか、そういう時ってすごくエネルギーを使ったけど、「日本のへそ」であるこの場所に移って来てからは、ここへの移転を決めた時からそうなのかもしれないけど、なんか…ここが良い気がする、みたいな。」
― ここが良い?
玉木「ここが、この場所が、私にとっても皆んなにとっても良い気がする、みたいな。自らの感情でいい!ってなったというより、“呼ばれてる”気がするみたいな。」
― この場所から?
玉木「この場所が、私が来ることを歓んでくれてる、みたいな。ある種相手側の目線で、心地良さそうな気がするな、ってゆうので動くことが多くなって来たなって気がする。」
― なにか導かれているような感じですか?
玉木「うん。だから、個人として動いてないなっていう。それはたぶん、ご先祖さまかもしれないし、今のスタッフかもしれないけど、何かしらの…ここが男の人と違うのかもって。男性って、自分が主人公で話すことがすごく多いじゃないですか。」
― オレがオレが、ってゆうような。
玉木「まあ、良い意味でも悪い意味でも。」
― 一人称でエネルギッシュに。
玉木「なんていうのかな、成功するかしないか、イエスかノーか、右か左かじゃなく、ま、どっちでもいいんじゃない?愉しければ、みたいな。失敗するのも経験だし、だからこそ次こそはと努力もできるんだと思うし、コケないと痛みもわからないと思うから。」
― この場所へ来てまずは自分がすごく落ち着いた、精神的にニュートラルになったという感じでしょうか?
玉木「どうなのかな…わかんない。」
― ヨガとか瞑想的なこともこっちへ来てからでしょう?数年間ヴィーガン生活も送って。
玉木「…視野が広がった。「成功」という言葉だったり、ある種限られた世界の価値観に縛られていたんだな、って感じることはある。競争社会で勝たなきゃという気持ちとか、女のくせにと言われて腹立つから頑張るとか。」
― はい。
玉木「そういう、そんなのどっちでも良くない?ってゆうようなことに、気づけたというか。」
― 自分が開放されたというか。
玉木「うん。そんな風なちっちゃな闘い意味ないよね、って気づけたけど、それ以上に“壮大な闘い”があるんだって知ったって感じかな。」
― 最初の頃の「niime百科」でインタビューした時に、地球の話が出て来ましたよね。たぶん同じ頃に「niime村」という言葉も初めて出てきたような気がするんです。
玉木「そうですね、あの辺からですね。」
― そうですよね。
玉木「…わかってるつもりだったけど、わかってなかったみたいな。お肉を食べることひとつとってもその裏側だったりとか。まぁ、知らないことだらけだもんね、この世の中。」
― ええ。
玉木「あれも知りたいこれも知りたい…まぁこれ、一生続くんだろうけどね(笑)。でも、ひとつ思うのは、視野が広がれば広がるほど、間違ったことはしにくくなるというか。よりたくさんの人に対して、迷惑をかけるようなことはしないようにと思えるようになったから。」
― 「niime村」というのは、ここの場所が拠点として玉木さんの中で腑に落ちて定まった時に、出てきたモノですよね?
玉木「うん。」
― だから「niime村」には「場所」の意味もあるし、あと村民、「コミュニティ」という意味もあると思うんです。
玉木「ある。」
― そこは切り離した感じではなくて、玉木さんの中で一体になって出てきてると思うんですけど。
玉木「そこはほんと玉木新雌自身がどうあるべきか?から始まったのが、スタッフを含めて会社としてというところを観るようになった、それが次に地域とのつながりも出てきたので、自分たちも含め地域がどうあるべきかも観れるようになってきた、そうなって逆にすごく引いた視線で地球ってものを観た時に、地球ってすごくおっきいけど、自分が立ってるその地面も地球なわけだから、ある意味一番近い存在だったんだってことに気づけて。もっとはじめに観てあげなくちゃアカンかったやん、ごめんなさい、みたいなところはすごく衝撃だった。」
― う〜ん…。
玉木「そこはご先祖さまへの意識とか、こうして自分が生まれてきたのも祖先がいたからで、そういう見えないルーツってゆうのかな、それを踏まえて丸ごと感謝できるかどうかってけっこう大事だなと思って。…皆んな日常の業務に追われてて、そんなこと考える余裕ないよね、ってスタッフを観てて思うんだけど、でも、そこに気づけるとだいぶ違うんだけどな…と酒井とはよく話してる。」
― はい。
玉木「もちろん、忙しくあくせく働いて努力して結果を出すってことも大事だから、若いうちは絶対やるべきだけど、次のステージになった時に…努力したから絶対結果が出るわけではない、ということもあるし。」
― そうですね。
玉木「失敗も逆境も経験して、なんのために生きるんだろう?となった時に、愛なのか感謝なのか、包み込まれてる大きなものがあれば、もう一回頑張ろうって這い上がってこれると思う。それはコミュニティの力もあると思うんだけど。…なにかそうゆう場があったら良いな…と思いながら…どうやったら育めるんだろうか?」
― 仲間を増やしたいってゆうのも、以前からずっと言ってますよね。実際通じ合える仲間も増えてきてると思うし、先月LINE配信の「niime村構想」の話でも酒井さんと話してたと思うんです。
玉木「話したね。エネルギーの話も。自給自足だ!」
― 多様性を含んだ、共感し合える仲間ということですよね。一から十まで考え方が合う人というのではなくて。
玉木「うん、そうじゃない。なんでも良いんですよ。極論はね。『niime村』という映画があるならそこで…あ!来た!」
ここで愛犬リモちゃんを連れて酒井が登場。
玉木「散髪終わったリモちゃんです。」
― ほんまや。キレイにカットしてもらってきて…ではここで、酒井さんに「niime村構想」を語ってもらうと。
酒井「僕からは特になんもないですよ。」
玉木「なんでやねん。」
― (笑)。それで終わっちゃいますよ。
玉木「私はもうひとしきり語ったよ。あ、でも具体的に何かは全然語ってないけどな。」
― そうですね。
酒井「でもなんか、“具体的な”ことでもなくない?」
玉木「そうやろ?」
酒井「常にオブラートに包まれた、はっきりとは見えない状態というか。」
玉木「酒井なりの「niime村」をじゃあ、話してください。」
〈続く〉
玉木とはまた異なる酒井独特の語りで表現される「niime村」とは?? tamaki niimeのあり方そのものにも密接に関わる理想のヴィジョン=「niime村構想」をめぐるトーク、さらに自由自在に言葉が飛び交い奔放さと勢いを増す次回へと続きます!
書き人越川誠司
‘The niime Village Concept’. After Ms Tamaki moved to ‘the Navel of Japan’ located at the foothills of Okanoyama in the Hie district, Nishiwaki City, she aspired to manufacture products from the centre of Japan with an eye towards the global environment. From the beginning, her efforts towards production and ‘The niime Village Concept’ have expanded into a vision of how humanity should thrive.
What is ‘The niime Village’? The concept was officially mentioned on the ‘tamaki niime’ channel last month. During my recent interview with Ms Tamaki, we talked about her vision for ‘The niime Village’, which has been gestating in her mind.
We held the interview in the square of ‘Shop & Lab’. We sat amid the comfortable greenery of Okanoyama. I’d like to share the idea of what ‘The niime Village’ is; from Ms Tamaki’s words and her internal argument.
- Tamaki
- I don’t raise my voice to appeal to what I want to say, right?
—— You don’t want to just say that.
- Tamaki
- That’s right. I don’t invite you to follow me, but I sound like I suggesting that if you want to go, why don’t you go there on your own.
—— You prefer not to verbalize…
- Tamaki
- I would instead ask you to follow your senses.
—— I understand you prefer to depend on ‘senses’.
- Tamaki
- I think it’s more humane to focus your senses, hearts, and feelings in the same direction. I am not good at writing and have proceeded with my senses without verbalising them for the past fifteen years. In my mind, it makes sense to me, and my ideas are expanding more and more as an extension of them. I feel like I have been clearing problems in front of me one by one and climbing upstairs, but newcomers may not know what I’ve thought, so I think we need some guidelines to make them easier to understand. Because of increasing staff numbers and focusing their awareness, I wrote out ‘the concepts of niime village’ that I could see as far as in my mind. I am glad if they could understand, “ah, I know now what the boss is thinking about!”, and hope it could be a textbook when they need to think about it. And if they don’t understand what I am saying and want to talk to me, I may explain in more detail.
—— I see.
- Tamaki
- I realised that I haven’t talked to everyone clearly about why I came to think of ‘The niime Village Concept’ and what guided me.
—— For now, you want to talk about ‘The niime Village Concept’, right?
- Tamaki
- Yeah, in my own way.
—— And after that, you want to see how they react?
- Tamaki
- Even in my mind, my thoughts are not verbalised. When I put my thoughts out, I may find some differences that I want to change or have conversations with myself to find better ways.
—— You just let the thoughts spill out.
- Tamaki
- Do you think I should start with the simple things?
—— I think so.
- Tamaki
- In my vision, we rotate things well, and people living there are all happy and excited, and they are in the condition of being sustainable.
—— I see.
- Tamaki
- Weaving, having vegetable patches, or what else do we have? …maybe supplying energy… they are all just parts of all.
—— I see.
- Tamaki
- After all, I think it’s better to have more options. Then you would feel secure and have more possibilities. You could have other options if one way doesn’t work. Even if we have ups and downs individually, it’s okay as long as we turn out well as a whole.
—— Diversity is one way of making a living.
- Tamaki
- It’s good to have animals and plants with our life, and humans need to give them an excellent environment to support them.
—— I see. There is a harmonious life together there.
- Tamaki
- It’s good to have an environment for us to be able to satisfy our necessities (clothing, food, homes) all by ourselves, that much talk of condition I can say, but they would ask me what we should do after. (laugh)
—— Ahh, (laugh)
- Tamaki
- So, I want you to think about that. (laugh) If it were a movie, think about which role you would like to be, I think it would be great if you thought about it and came to the inside of the screen. Not just watching from outside, whether you join to get the leading role or support them behind the screen, which options are various. My idea of ‘The niime Village Concept’ is to find your place and enjoy yourself by using your strengths.
—— I understand what you said about villagers.
- Tamaki
- Yeah. On the topic of diversity, there are many kinds of animals, and they can all live together with us. Considering how to take care of their animals, it’s better to have various types.
—— I see.
- Tamaki
- Eating meat or using animal wool, we humans can’t live by ourselves because we have to depend on what animals and plants have. It’s hard to express with words when we think about that. My goal is to make a speech on ‘The niime Village Concept’ within 3 minutes like a ‘Steve Jobs’ presentation.
—— That’s the speech, right?
- Tamaki
- Yes, eventually.
—— It would be great if you could keep it simple like Jobs.
- Tamaki
- I hope so. If I could do that, people might understand the fascination of ‘The niime Village’, but I still can’t do it.
—— I have often been hearing the word ‘niime village’ for about five years.
- Tamaki
- I have been saying that.
—— You haven’t said clearly “this is the ‘niime village'”, but rather it has been exposed as a part of the ‘niime village’, changing its shape like an ameba, right?
- Tamaki
- That’s right. We have some parts of that.
—— There must have been some people who would ask you, “Ms. village chief, please let us know what your visions are?”
- Tamaki
- I will reconsider the concepts of living, lifestyle, and the way of working, including myself and the staff.
—— My impression is that the initiative behind developing ‘The niime Village Concept’ was already part of your ideas for the ‘tamaki niime’ brand and manufacturing efforts. Ms Tamaki has basically wished to change society by solving social problems such as gender matters, easy living, and lifestyles. The ‘niime Village Concept’ is just an extension of that.
- Tamaki
- Yeah…
—— The easiest way to understand ‘The niime Village Concept’ is to compare it with ‘SDGs’.
- Tamaki
- I think that’s easy to understand.
—— Environmental problems, workplace styles, and gender issues are all included in the goals of 20 members of the United Nations needed to achieve a sustainable world.
- Tamaki
- I just happened to notice them, right? People may not be aware of them.
—— ….
- Tamaki
- The people who can notice them can see them, but the people who can’t detect them can’t see them. There are many issues in this world.
—— Yes, you are right. Ms Tamaki, you are a pioneer.
- Tamaki
- I quickly notice them.
—— You easily recognise issues. I heard your story before; when you were young, you faced barriers of society head-on. Your unique sensitivity may also help to be aware.
- Tamaki
- I was upset about the common sense of this society. It would depend on ways of people’s life.
—— There must have been Ms Tamaki’s strong desire to change the world. ‘The niime Village’ indicates that.
- Tamaki
- Ever since I started making shawls, I have been confident in myself. We never know how much demand for shawls we might have unless we actually sell them. We don’t know if they may end up selling only ten pieces or they will need them for a long time. So even though I didn’t know which way I would have, I just had to do it. But the only thing I had was confidence, and I believed in this product.
—— You had confidence.
- Tamaki
- Having confidence, I can still keep making, that looks like I have been having on my journey to know how many people like my products. I thought many people had the same ideas as I. It’s just like there are people who like my shawls. I don’t know what per cent of people suffer from being frustrated or regretful, but I am sure there are many.
—— Definitely, there are.
- Tamaki
- I hope I can encourage them, help their lives be more manageable, make them feel easier at work, or give them the motivation to do something. We are happy to exist for them if they could be cheered up with what we could offer. That’s why I am doing it.
—— I see.
- Tamaki
- Oh, well, the worst case is that no one will understand me, but I’ve convinced myself to do it, so there’s no problem. It’s best for me to be able to encourage so many people. For my mission to have meaning, I believe I always have to seek something.
—— You keep searching for something.
- Tamaki
- Because we live in a world that is not perfect. We have to go through experiences like being sad and regretful, and I wonder why the earth gets filthy under our social systems or why trash increases. We have many difficulties every day, like why our manufacturing isn’t doing well.
—— I see.
- Tamaki
- We have today, through the accumulation of efforts, to solve each problem.
tamaki niime’s steps are incomparable in the process of resetting while questioning the obvious and measuring themselves against the contradictions of society.
- Tamaki
- Well, compared to 15 years ago when we had nothing, it’s much easier for me to live now. All clothing that I wear is what we made with my conviction, and I can eat the food that people made with complete trust. So we really want to be thankful for having an environment which we can make on our own.
—— I see.
- Tamaki
- But, agricultural chemicals are still in great use, and weeds are killed with pesticides, which is more common. Fifteen years ago, I knew it and would like to have organic cotton and started growing organic vegetables. However, there are still many people who can’t reach that even now, 15 years later. Knowing the earth is harmed, it has not been stopped but done by force of habit. Thinking of such facts, it’s not easy to make the planet better. (laugh)
—— Hmmm.
- Tamaki
- It is not common in many cases for what I believe and do because it is much better to be absolutely better or become happy. After all, Sakai and I found out after speaking that the people who choose to live based on information have different values.
—— You shouldn’t believe everything you hear…
- Tamaki
- We have been working by hand rather than just thinking about it for the last 15 years. When we hit on a good idea, we try it first. While doing that, I think about doing more of this, or more of that, and finally, I land on this. We do not make a detailed plan in our head and don’t begin after planning “okay, it’s perfect! Let’s do it”. We instead just try it because it looks good.
—— You build it while you go.
- Tamaki
- That’s right. We build it as we do it.
—— Not doing after building plans.
- Tamaki
- That’s right. Because it’s not fun if you make plans.
—— You can create systems. But it’s faster for you to do with your hands than thinking about it. (laugh).
- Tamaki
- I can’t explain it because I tend to do it with my hands first. I do not see the finished products. For example, I am thinking about a garden in the backyard here, and if I was asked what kind of garden I want, I would say I don’t know yet. I would say, “a pleasant garden, perhaps “. (laugh)
—— Do you have a picture of ‘The niime Village’ in your head?
- Tamaki
- I have a vague one.
—— Vague?
- Tamaki
- I have an idea of a collage-like mix of ‘Princess Mononoke’ and ‘Castle in the Sky’ and getting the good parts out of them.
—— ….
- Tamaki
- But, I can’t draw nor verbalise either, and I am adding some ideas more and more, which seem interesting for ‘The niime Village’.
—— Are you getting rid of some ideas?
- Tamaki
- Absolutely! I do that a lot, this one looks better, so get rid of that one.
—— (laugh) Oh, you do!
- Tamaki
- So, you see, I can’t draw it in a rough sketch, but it looks like a dream while sleeping.
—— Don’t you try to wake up to take notes?
- Tamaki
- No. Not at all. If I don’t remember them, that means I don’t need them.
—— Do you mean that only things you remember are essential?
- Tamaki
- I think I want to do the most exciting things out of all the ideas.
—— I see.
- Tamaki
- I feel I am not getting ideas on my own, including ones in my dream.
—— What do you mean?
- Tamaki
- Including ‘The niime Village Concept’, I feel like someone has been giving or showing me ideas during my sleep.
—— …. Who do you think?
- Tamaki
- May be my ancestors or messengers from this earth. It feels not a kind of individual request but a general request. That’s why I can’t have any of my personal feelings on this. For example, I am not good at keeping silk warm, hunting, cutting fish, bugs, or being in a dark place. If my life choices are decided by the surroundings I have been raised in, I probably don’t want such things like country life, but I have been receiving such messages, in my dream mostly.
—— Hmmm….
- Tamaki
- The message doesn’t say specifically, such as, “you should like insects”, but the scene I am in nature just came to my mind.
—— So, you receive the messages in fragments.
- Tamaki
- I have had them in bits and pieces, and I have one of those times when I happened to meet a person who is excellent in the field, and I could be taught by that person every chance. (laugh) One of them is Mr Yano for ‘earth recycling’.
—— Hmmm.
- Tamaki
- It doesn’t look like “I went to see them because I wanted to know certain things”, but they appear unexpectedly. Without knowing when I feel like being swept away.
—— Feeling like being swept away?
- Tamaki
- Yeah, when I was anti-world, I worked hard with so much energy.
—— When you created the shawls?
- Tamaki
- I used so much energy when I created the shawls, my strong will against opposition by many people, but since we came here, probably when deciding to move here to the ‘Navel of Japan’, I’ve felt we are at the right place.
—— It’s the right place?
- Tamaki
- I feel this is the right place for me and everyone. I feel like I was called, but that good feeling didn’t come from me.
—— This place called to you?
- Tamaki
- I feel like this place welcomes me. I make more decisions by feeling comfortable with others perspectives.
—— You feel like you were guided by something?
- Tamaki
- Yeah, so I feel like having things happening not as an individual. They may be our ancestors, or our staff or something. This may be different from men. You know, guys speak like the main person?
—— They insist “I” after “I”.
- Tamaki
- Yeah, both good and bad meanings.
—— They speak energetically with the first-person pronoun used.
- Tamaki
- I don’t know how to say, but it should be okay with, either way, success or failure, yes or no, and right or left as long as you have fun. Failures are experiences that motivate us to take the next step, and we never know pain if we never fail.
—— Since you came here, do you feel settled down and your mind became more neutral?
- Tamaki
- I don’t know about that.
—— You have started yoga and meditation since you came here, right? You have lived a vegan life for a few years.
- Tamaki
- I’ve expanded my horizons. I feel I have been bound by the word successful. These are the values within this limited world. I wanted to win in the competitive world, or I worked harder with my anger because I was told that I was just a woman.
—— I see.
- Tamaki
- I became aware that they don’t matter.
—— You were freed from yourself.
- Tamaki
- Yeah, I realised that there’s no meaning to fighting over the tiniest things, but more than that, I’ve got to know that there are big things that I need to fight for.
—— At ‘Encyclopedia of niime’, back at the beginning when I interviewed you, we talked about the earth. About the same time, I think I heard the word ‘niime village’.
- Tamaki
- You are right. It’s about that time.
—— I thought so.
- Tamaki
- I thought I understood it, but I didn’t. Just for eating meat, the fact was to the contrary. There is so much we don’t know about in this world.
—— Indeed.
- Tamaki
- We want to know this and that…we will never end it in life. (laugh) But, just one thing I think is as much as you expand your horizons, there’s less chance to make mistakes. We get to know ourselves that we don’t cause trouble to others.
—— ‘niime village’ came to mind when you decided on this place as headquarters and is satisfied with your decision, right?
- Tamaki
- Yeah.
—— So, I think ‘niime village’ means ‘place’ and ‘villagers’, and also ‘community’.
- Tamaki
- That’s right.
—— They are not separate. I think they are one in Ms Tamaki.
- Tamaki
- It started from a question of how Ms Tamaki Niime should be. It grew to how the company, including staff, should be, and then we connected with the community and considered how that should be. When we see the earth on the connecting line, it looks enormous, but the ground we stand on is still a part of the earth. That means it’s the closest existence to us. I was shocked to realise that we should have looked at the planet; first, I felt sorry.
—— Hmmm…
- Tamaki
- It is also essential to pay attention to our ancestors. We were able to be born because of them. So we must appreciate all our unseen roots. I’ve observed that we are so busy with our daily lives that we don’t have room to think about ancestors and all. But if you could be aware of them, there’s so much difference. That’s what Sakai and I talk about a lot.
—— I see.
- Tamaki
- Of course it’s essential to work hard and make an effort to get good results, which we should do while we were young. But, when you are on the next stage, you can’t always expect good results even though you worked hard.
—— That’s right.
- Tamaki
- Having failures and adversaries, when you wonder why you have to live if you have love and appreciation, or some considerable warmth, I think you could crawl up and hang on one more time. Our community could help. We’re looking for a chance … how can we build such opportunity?
—— You have been saying that you want to increase your group members for a long time. You are getting more and more people you can communicate with. You spoke to Mr Sakai about ‘The niime Village Concept’ you sent on the last LINE message.
- Tamaki
- Yeah, I did. I talked about energy and also self-sufficiency.
—— It means diversity, sharing group values, which doesn’t mean they have all 1 through 10, the same complete thoughts.
- Tamaki
- No, they don’t. In extreme terms, anything is fine. If we have a movie ‘ niime Village’, we can… oh, here she comes!
Sakai appears with his beloved pet dog, Rimo.
- Tamaki
- She got her hair cut.
—— Yeah, she got a nice haircut. Well, we are going to have Mr Sakai’s speech about ‘the niime Village Concept’.
- Sakai
- I don’t have anything particular to talk about.
- Tamaki
- Why not?
—— (laugh)He would end it.
- Tamaki
- I already talked all about it but didn’t give any details.
—— Right.
- Sakai
- But, well, that’s about it.
- Tamaki
- Yeah…
- Sakai
- It’s always wrapped around, and we can’t see it very clearly.
- Tamaki
- Now your turn to talk about ‘The niime Village’ with Mr Sakai’s interpretation.
〈 continued 〉
How does Mr Sakai express ‘The niime Village’, which is different from what Ms Tamaki says? They talk about ‘The niime Village Concept’ closely related to their ideal vision of how ‘tamaki niime’ should be. A free exchange of candid and vigorous conversation will continue next time.
Original Japanese text by Seiji Koshikawa.
English translation by Adam & Michiko Whipple.