niime 百科
Encyclopedia of niime
niime的求人。 “こんな人材求む!!”
niime Job offer. This is the type of person we would like to hire!!
2018 . 10 . 15
tamaki niimeは、常識に囚われないそのモノづくりの姿勢においてと同じく、およそ世間一般で言う「会社」らしくない会社だ。玉木の“覚醒”を経て、新たなサイクルに突入した彼らにとって、今求める人材も以前とは様変わりしている。今回の「niime百科」は、玉木&酒井にスタッフ・藤本隆太を加えての、“ぶっちゃけ”求人トークをお届けする。
玉木「求人サイトで募集する場合はフォーマットが決まってて、どういう人に来て欲しいかをピンポイントで絞らないといけない。それが私たちにとっては有難くもあるけど、そうじゃないねん、というところもちょっとあって。」
― カテゴリー分けがあるんでしょうか?
玉木「販売員募集となったら販売員がくるんですけど、販売に絞らずに全ジャンルどんな人でも良くてウチに合いそうな人が来て欲しい、というのが難しいんですよ。」
― 職種を絞る必要があると。
玉木「そうじゃないと申し込みがしにくいだろうから分かるんだけど、別に販売だけじゃなくて農業する人も来て欲しいし、むしろ今から未知の分野の仕事がしたいという人が来てくれた方が嬉しいから。私たちがこんなことしようと思ってるところに、そんなん一緒にやりたいなと思ってくれる人が集まってくれたら。それは別に社員募集だけじゃなくてビジネス、会社と会社の関係としても寄って来てほしいなと思う。あ、ウチならそんなこと出来ますよ、と手を挙げてもらえるような。“求社”というか?出会い系?」
― 個人だけじゃなくってことですか?
玉木「個人であれ会社であれ、ベクトルが一緒なら。」
― パートナー企業的な?
玉木「そういうところがあれば。今回私が覚醒してウチが組織として脱皮して何がやりたいかが大きく変わったから、呼びたい人材も変わったんですよ。こんな人に来てほしいという人の種類が。このniime百科の場で募集すれば期間限定じゃないからずっと見れるから。これを読んで、私やりたいと思う人が反応してくれたら。」
― 改めて脱皮したことで大きく変わったところを言ってください。
玉木「大きく変わったのは、老若男女、全ての人に受け入れてもらいたい・全ての人を受け入れたいと思ってたのが、あ、誰でもいい訳じゃないんだ、と。地球の環境のためにどういう事が出来るんだろう?だとか、しっかりとした問題意識を持って自分で解決方法を考えてやってみる。そんな意識が備わった人たちが集まれば、もうおのおの自ら勝手に好きなことやるでしょ?」
― 問題意識がはっきりしてるから。
玉木「基本的に私がこうしなさい、ああしなさいと舵をとらなくても、それが地球のために良いことかどうかジャッジ出来る人だったら、どんな分野であろうが、もうほっといても絶対良くなるだろうと思うから。」
― 自ずと目指すベクトルがそこに収斂して来ますね。
玉木「でしょう?そうゆう人たちが集まる求人がしたいの!」
酒井「ボンヤリとじゃなくて本当にちゃんとした志を持って今を生きる人がほしいですね。」
― なるほど。
酒井「かといって堅くならず、柔軟性を備えた人。」
玉木「命令されないと動けないタイプと、自分で好きに考えて行動する、逆に押さえつけられたらイヤというタイプがいるとして、前者であっても、こうしなさいと言われなくても能動的に動ける様に変われるなら全然良いし、それを意識して自分で打破出来ればもちろん問題ないんだけど、やっぱり問題意識にしてもその解決策であっても、ケツを叩かないと動けないという人は要らないなと思う。今の時代、むしろ余計なこと考えるなみたいなところがあるじゃないですか、サラリーマンは。社長や上司の言う事は絶対だから、とりあえずちゃんとこのノルマをこんだけやりなさい!みたいな、型にハマった事をこなすってゆうのがすごく多いと思うんだけど。」
― クリエイティブじゃないというか。与えられた仕事に忙殺される…
玉木「そこでクリエーションの力が削がれちゃう。それが嫌で自営業してる人も多いと思うし、デザイナーとして独り立ちして行く人も多いと思うけど、本来企業がそうゆう人材を育てられないと、良い人材の絶対数が足りなくなると思うんですよ。企業に勤める人の数の方が多いから。そこをなんとか、サラリーマンであっても自営業であっても、活き活きとして人が働けるような世の中の仕組みにして行きたい。」
― tamaki niimeという組織は、さっき酒井さんも言われたように“不定形”じゃないですか。揺るがない芯は持ちつつも、型があってないというか、柔軟というか。
酒井「オレらもそうやけど、“藤隆”あたりに、どんなタイプの人が来て欲しい?と聞いてみようか。藤本隆太=“藤隆”って言うんですけど。藤隆、ちょっとこっち来て!」
藤隆「はい。」
酒井「次のniime百科、内容がウチの求人なんや。一緒に働くなら、こんな感じのヤツらとやって行きてえな、というのをズバッと。」
〈藤隆、話に加わる〉
藤隆「僕が思うのは…その人が今までやってきたことや経験を否定しちゃう人っているじゃないですか?今自分がこうで、こうなってしまった事がイヤで逃げて来たっていう感覚ですね、そういう人はちょっと一緒にいるのはシンドイ部分があって。今までやって来た事で自分はこうだ、と自信を持ちつつ、次のステップとしてウチを選んだとか、ウチの何かに無茶苦茶惹かれてそれで来たんです、って強く言ってくれる人の方が僕はその人を尊敬出来るものがあるので、それがひとつ大事かなと思うのと、あとは、自分の受け持つジャンル以外のことがこの会社の中で起こったとして、それに対して興味を持って勉強出来る人。そこでよくわからないと投げちゃう人はあんまりこの会社には合わないと思いますね。いろんなことに興味持ってる人の方が多分面白いと思います。」
― 好奇心みたいなとこですかね。
藤隆「そうですね。あとはなんだかんだで周りを尊敬して、お互いに尊敬し合ってる関係が一番だと思うので、ちゃんと対面で話が出来る人。そんな感じだと思います。」
酒井「陰口叩いて、一生懸命やってるスタッフの足を引っ張るような人間は要らんよな。」
藤隆「それは一番重要じゃないかと思います。どこで働くにしても大事な事だと思うんで。」
玉木「良くなって欲しいから言う忠告と、ただの愚痴は違うでしょ?アンチするからこそ次があるからアンチも大事だね。」
酒井「悪口は育たないけど、“啓発”は物事を育んで行くからさ。」
玉木「ディスカッションがしたいよね。今の現状に満足してないからこそ、良くしたいと思ってる。どうやったら良くなるかを常に考えてる。それは別に世の中に文句を言ってるわけじゃないし。聞く耳を持たない人は駄目。」
― 素直さは大事かも。
酒井「いい子ちゃんぶって全然実行出来ない人間よりは、全然いい子ちゃんじゃないけど実行力半端ないヤツの方が良いよな。」
玉木「…少ないよね、そういう人。あなたはね、発想が普通じゃないよ(笑)。」
酒井「だからガッツリ8時間働きましたとか残業しましたという美学とか美徳って持ってないやん?」
玉木「ないない。」
酒井「それが4時間で莫大な結果を出せる人間がいれば僕はそれが良いと思うし、8時間みっちり働いて何の結果も出せないのなら時間の浪費やと思うし。しっかりとコンパクトに大きな結果を出すっていうのがこれからの働き方やな。そしたら自ずと地球への負荷も少なくなって行くやん。」
― …では、そろそろまとめ的に求める人材を。
酒井「求めるのは、スピードと精度と実行力のある人。口だけの人間は要らん、ですね。」
玉木「私の理想は、“いない”人材に来てほしいの。誰々っぽい人は要らないし、ウチにいなかったカラーの人間の、前向きな人が来てほしい! で、自分で考えれる人。」
酒井「考えるだけでは…」
玉木「で、行動出来る人!」
酒井「考えて実行することが大事やから。」
玉木「1年に1回しか喋らなくても、勝手に何か考えて勝手に計画立ててやって、結果出しました!って報告だけしに来てくれるような人がいい。」
― う〜ん。
玉木「いちいちこれしていいですか?じゃなくて。いいこと考えてるやん、やって!みたいな。」
酒井「彼なんかは(藤隆を指して)こないだの岡山のクラフトフェア?」
藤隆「そうですね。」
酒井「…に言わなくても勝手に行くんですよね。行ってこいじゃなくて。」
玉木「違うよ。自分でイベント探してきて自分で行くって勝手に行ってきた。」
酒井「そんな風に勝手にやる人やから、僕らも楽やし、良いですよね。で、玉木もそれに一緒に行って、そこの主催者を紹介されて喋ってきたらしいんですけど。」
玉木「良い人紹介してくれたのよ。岡山の勝山町の草木染めの染色家さんで。モノづくりを通した教育だったり体験イベントをやって、彼女が街を引っ張ってて。私またそれで“気づき”があって眠れなくなってん。…話それた?」
酒井「そうゆう意味で、彼(藤隆)はそういうことを能動的に出来る人です。」
玉木「あと、紡績がやりたい。草木染めでやるんだったら綿で染めたい。もちろん染色家にも来てほしいけど、綿で染めて色んな糸にするにはウチで糸にしないと、ロットが少ないから外に頼めないと思うんですよね。だから、紡績の仕組みをウチで構築したい。」
― 紡績の人材求む、と。
玉木「でも何だったら、ちっちゃな紡績工場があるなら、そこからスタートしても良いと思う。そこと提携して、まずは教えてもらってやってもらって、その人が高齢だったら、止める時に技術も含めて全部引き継がせて頂く。そんな方法もあるなと思って。このご時世、昔ながらの風合いを残しているような小さな紡績工場ってやっていけないだろうから淘汰されてるかもしれないけど、もし残っているならそこと組ませて頂きたい、技術は学ばせて頂いてウチのスタッフを行かせるということも出来ると思うし、大量生産とかじゃない、でもちゃんと効率も考えた現代に合った新たな糸づくり、柔らかな糸づくりというのを、共にやっていける人・人たちだったら一緒にやりたいなと。」
酒井「それこそ紡績の新たな可能性をその人たちとタッグを組んで。」
玉木「そう、組みたい。」
酒井「発想っていうか、生み出していきたいってことやな。」
玉木「その辺の可能性を広げることで、tamaki niimeとしての一連のこだわったモノづくりをさらに深められるなと。」
― なるほど、確かに繋がってきますね。
玉木「紡績の話したから全部言えたかな…。あ、あと農の分野で綿=コットンや野菜を有機・無農薬でつくる「農の革命者」。それに食をつくる人、添加物を使わずに野菜を中心にした料理をつくる「食の革命者」も。」
― う〜ん。今回どうまとめようかな…。
酒井「中身はひっちゃかめっちゃかでも。」
― ひっちゃかめっちゃかから何かを汲み取れるような人材が来てくれれば?
酒井「そうそう。」
玉木「わかりやすさはいらないの。別にこれまで言ったことは例えであって、何でも良いんですよ。私無茶販売のプロだから世界中を旅しながらtamaki niimeを伝えたい!そんな人でも良いね。」
酒井「そのかわり最低限、いわゆるファッション業界とウチとを対比出来ないといけないよね。」
玉木「それが出来るかどうかは客観的な目の持ち主かどうかやって言ってるやんか。」
― ある意味、“こうゆう人がほしい”、を超える、凌駕するくらいの人の方が良いのかもしれませんね。
玉木「そうなの!オモシロイ人に来てほしいの!!」
― …つまりは“ヘン”な人、ですよね。
玉木「うん。」
― わかりました。
玉木「それでまとめてもらお。」
酒井「“ヘン”やけど、ズバ抜けた実行力がある人。まともなことは藤隆が言ってくれたからさ。」
玉木「そだね。大丈夫だね。」
― …そうですね。
酒井「こうゆうキャッチボールをさ、汲み取れるスタッフじゃないとアカンよな?」
玉木「せやねん、これ文章化すると、全然わけわからんから。」
― それを面白がれないと、ですね(笑)。
玉木「そう(笑)。何が言いたいの、この人ら!?、みたいな。」
酒井「そうそうそう。」
tamaki niimeは既成の方法論やセオリーに囚われず、独創性溢れるショールを開発する事で、播州織の新たな可能性を具現化した。その姿勢は会社運営にも貫かれ、ひとつひとつ自分たちらしさを問い検証しつつ、新たな組織の在り方を構築してゆく斬新さを感じさせる。
人材募集においても同様であり、そこにこれまでにない面白さ、自由な発想でやりたい事が出来るワクワク感を感じる人こそが此処に適しているのではないか。
人工知能が人間の労働を代替していく時代に入り、改めて「仕事」の意味が問われている。ただ単に指示された事をこなすだけであればロボットに職を奪われてしまうかもしれない。これまでモノづくりにおいて玉木と酒井が実践して来た様に、型破りなアプローチで「遊び」を仕事に昇華させることが出来る人材を、tamaki niimeとして世に先駆けて求めているのではと思える。
世の中の現状のシステムに甘んじず、それを変革していこうという大きな志を持つ“革命家”と出会える事を、彼らは待ち望んでいる。
書き人越川誠司
tamaki niime is a company that is unlike any other “company” in the general public, as its attitude towards creation is unbound by one specific concept. After Tamaki’s “awakening” the company entered a new cycle, and now the human resources department is looking for job candidates different from before. Now the “encyclopedia of niime” will deliver an “honest” career discussion with Tamaki & Sakai and staff Ryuta Fujimoto.
- Tamaki
- When recruiting on a recruitment site, the format is fixed, and you have to try and pinpoint what kind of people you want to interview. That’s good for us, but it’s not always the case. That’s grateful for us, but sometimes not so much.
—— Is there a category?
- Tamaki
- When it comes to recruiting sales staff, people with experience in sales will come, but it’s difficult to ask people of all genres to come and who are likely to suit us, regardless if they have a background in sales or not.
—— It is necessary to narrow down the types of jobs.
- Tamaki
- I understand that it would be challenging to apply otherwise, but I would like people to come not only for sales but also for agriculture, and preferably for people who want to work in unknown fields from now on. I’m happy if we could do that. I wish there were people who would like to work with us where we were thinking of doing this. I would like you to come to us not only for recruiting employees but also for business and company-to-company relationships. Ah, it seems that you can raise your hand that you can do that. Is it called “recruitment” or a “matching site”?
—— Is it not just for individuals?
- Tamaki
- If the vectors are the same, whether it’s an individual or a company.
—— Like a partner company?
- Tamaki
- If there is such a place. This time I awoke and shed my skin, so to speak, and felt as we started reorganization. I really want to make a lot of changes, so we need a different type of people with us. If we recruit at the encyclopedia of niime, people can see it for a long time because there is no time limit. We hope they read and respond to the ad.
—— Please tell us what has changed significantly as a result of this moulting.
- Tamaki
- The big difference is that I used to hope men and women of all ages would be accepted and wanted to accept. However, I realized that not everyone is OK. What can we do to help the environment, the earth? Or, try to think of a solution yourself with a firm awareness of the problem. If people with that kind of consciousness get together, they will do what they like to do, right?
—— Because the awareness of the issue is clear.
- Tamaki
- Basically, if you can judge whether it’s good for the earth or not, even if I don’t steer them in what to do, they’ll do it, no matter what the field, I think it will be definitely better.
—— The vector you are aiming for naturally converges there.
- Tamaki
- Yes. I want that kind of job offer!
- Sakai
- We want someone who lives in the present with a really admirable ambition, not just vagueness.
—— I see.
- Sakai
- A person who is not stiff and has flexibility.
- Tamaki
- Suppose some types cannot do things on their own unless ordered. Others that think and act without being requested, and if they are suppressed, they don’t like it. Even with the first, there are no issues if they are willing to become more active. But we don’t need people who cannot move unless we kick their behinds with the problem or the solution. In this day and age, there aren’t many workers thinking about extra things, mostly salaried workers. What president or boss says is absolute, so for the time being, just finish the quota properly! I think there are a lot of people who are addicted to fitting the mould.
—— It’s not creative any more. I’m overwhelmed by the work I’ve been given…
- Tamaki
- Then, the power of creation is reduced. I think that many people dislike this and because of that they are self-employed, and many people go on their own as designers, but companies cannot develop such workers. I think that the absolute number of useful human resources will be insufficient. Because more people work for companies like that. Somehow, whether they are salaried workers or self-employed, people can work vigorously. I want to make it a system of the world.
—— Isn’t the organization called tamaki niime “amorphous” as Mr Sakai said earlier? It has a solid core, but it doesn’t have a fixed shape, or it’s flexible.
- Sakai
- Yes, we are. Hey, let’s ask what type of person you want to meet “Fuji-Ryu”. He is Ryuta Fujimoto; we call him “Fuji-Ryu”. Fuji-Ryu, come over!
- Fuji-Ryu
- Yes.
- Sakai
- For the next niime encyclopedia, we are talking about the job offer. Be honest about who you want to work with if you ended up working together.
〈 Fuji-Ryu joins the talk 〉
- Fuji-Ryu
- I think…isn’t there someone who denies what he or she has done before? Someone who has lots of excuses for running away from something because of what happened. I don’t like that because it’s tiring. Someone confident with their experiences and choses us as the next step or strongly attracted to something in my company because of it. I think it’s important because there is something that I can respect in that person. And someone interested in it if something other than his or her genre happened in this company. Someone who can study and learn. I don’t think people who give up if they don’t understand are suitable for this company. I think people who are interested in various things probably would enjoy it more.
—— Like curiosity?
- Fuji-Ryu
- That’s right. After that, I think it’s best to have a relationship where you respect each other, so I think it’s crucial for a person to talk face-to-face. That’s it.
- Sakai
- I don’t need a person who talks behind and pulls the legs of the staff who are working hard.
- Fuji-Ryu
- That’s important wherever you work.
- Tamaki
- Isn’t it different to give you advice because you want things to get better and not just complaining? Contrary opinions are also essential and you’ll move forward because of them.
- Sakai
- Insulting doesn’t help, but “enlightenment” will improve things.
- Tamaki
- I prefer a discussion. I’d like to improve because we’re not satisfied with the current situation. We’re always thinking about how to improve. It doesn’t mean we are complaining to the world. If you don’t listen, you can’t change.
—— Sincerity is essential.
- Sakai
- It’s better to have a person who isn’t right but can get things done, than who is good but can’t do it at all.
- Tamaki
- …There aren’t many people like that. You have an unusual idea. (laugh)
- Sakai
- So I don’t have the aesthetics or virtues of working 8 hours or working overtime?
- Tamaki
- Not at all.
- Sakai
- I think it’s okay if someone can produce tremendous results in 4 hours. And if you work hard for 8 hours and can’t get any results, that’s a waste of time. That’s the way we should work in the future to produce great results. Then, the load on the earth will naturally decrease.
—— … Well, it’s about time to conclude. What kind of staff are you looking for?
- Sakai
- We want people who have speed, accuracy, and ability to execute. We don’t need people who only speak. That’s it.
- Tamaki
- My ideal is someone who is ‘unique.’ We don’t need anyone like someone else. Like a new colour who is positive! And can think for his or herself.
- Sakai
- Just thinking is…
- Tamaki
- And act!
- Sakai
- It’s essential to think and act.
- Tamaki
- Even if they speak only once a year, it’s good to have someone who comes just to report that you’ve thought about something, made a plan, and got the results!
—— Yup.
- Tamaki
- I don’t like to be asked individually. I’d rather say,’ oh, it looks nice. Just do it.’
- Sakai
- He (pointing to Fuji-Ryu) …the Okayama craft fair, you know?
- Fuji-Ryu
- That’s right.
- Sakai
- I didn’t have to tell him to go. He decided on his own.
- Tamaki
- No. He searched for an event himself and went by himself.
- Sakai
- I enjoy watching him because he does things his way. Tamaki went along with him when he was introduced to the organizer there, and they talked.
- Tamaki
- He introduced me to a good person. A dyer who dyes plants in Katsuyama, Okayama. She leads the city with education through manufacturing and hands-on events. I couldn’t sleep again because of “awareness”…am I on the right track?
- Sakai
- In that sense, he is a person who actively does these things.
- Tamaki
- Also, I want to do spinning. I want to use cotton and dye it with vegetable dyes. Of course, I want to hire a dyer, but to dye it with cotton and make various threads, I have to make threads with our own, because there are few lots. I don’t think I can ask outside, so I want to build a spinning system on our own.
—— You are looking for human resources for spinning.
- Tamaki
- But if there is a small spinning mill, I think it’s okay to start from there. In partnership with that, first, ask them to teach us. If that person is old, we will include technology when it stops. We’ll take over everything. I think there is such a path. At this time, we may not be able to have a small spinning factory that retains the old-fashioned texture, so it may have been eliminated, but if it remains like it is, we would like to work with it. I think that we can learn the technology and let our staff proceed. It is not mass production, but a new thread suitable for the present age that adequately considered efficiency if people can do it together. I want to make soft threads with them.
- Sakai
- That’s the new possibility of spinning, teaming up with them.
- Tamaki
- Yes, I want to assemble.
- Sakai
- I think it’s something you want to create.
- Tamaki
- By expanding the possibilities in that area, we can further deepen a series of distinct creations as tamaki niime.
—— I see. It certainly connects.
- Tamaki
- I think I could cover everything besides spinning…oh, and in the field of agriculture, we’re looking for an “agricultural revolutionary” who makes cotton and vegetables organically without pesticides. Also, a “food revolutionary” who can make food and dishes centred on vegetables without additives.
—— Well, I wonder how to summarize this time…
- Sakai
- Even if the contents are confusing.
—— Would you like to have someone who can draw something from confusion?
- Sakai
- Yes, that’s right.
- Tamaki
- It is not necessary to easily understand. What we’ve said so far is an analogy, and anything is fine. For example, ‘I’m an unreasonable sales professional, so I want to travel around the world and tell people about tamaki niime!’ Something like that.
- Sakai
- Instead, at the very least, they must be able to compare the so-called fashion industry with ours.
- Tamaki
- I’m telling you whether you can do that or not if you have objective eyes.
—— In a sense, it may be better for people who surpass or surpass employment information.
- Tamaki
- That’s right! I want interesting people to come!
—— …In other words, “strange” people.
- Tamaki
- Yeah.
—— I understood.
- Tamaki
- That’s it.
- Sakai
- “Strange” but someone who has an outstanding ability to execute. Fuji-Ryu said the decent things.
- Tamaki
- That’s right. It’s okay.
—— …I agree.
- Sakai
- We need staff who can catch this type of conversation. If they don’t, it doesn’t work.
- Tamaki
- Indeed. When this is written, it’s not understandable.
—— If you don’t enjoy it. (laugh)
- Tamaki
- Yes. (laugh) What the heck do these people want to say!? Like that?
- Sakai
- Oh, yeah yeah.
tamaki niime realized the new possibilities of Banshu-ori by developing a shawl full of originality without being bound by established methodologies and theories. That attitude also permeated the management of the company, and while asking and verifying each one’s uniqueness, it makes us feel the novelty of building a new organization. The same is valid for recruiting human resources, and I think people who feel the excitement of being able to do what they want with a free-thinking, fun attitude are suitable here.
Entering an era in which artificial intelligence replaces human labour, the meaning of “work” is being questioned again. If you just do what you are instructed to do, a robot may take your job. As Tamaki and Sakai have practised in creation so far, it seems that tamaki niime is the first in the world to seek human resources who can sublimate “play” into work with an unconventional approach.
They are looking forward to meeting a “revolutionary” who is not content with the current system of the world and has a big desire to change it.
Original Japanese text by Seiji Koshikawa.
English translation by Adam & Michiko Whipple.