niime 百科
Encyclopedia of niime
「わチーム」って??
〈前半〉
What is the "Wa(わ)team"??
〈part 1〉
〈前半〉
〈part 1〉
2020 . 03 . 15
「niime百科」、今回は「わチーム」の巻。「わチーム」って?いったい何をやってるチーム?? まずは最年少にしてチームリーダーを務める本岡寛子がtabe roomに現れ、取材を開始した。
― 最年少ながら本岡さんがチーム内では一番社歴が長くないですか?
本岡「2年半くらいです。私ははじめ「縫製チーム」にいて。自分で絵も描きたくて最初1年間くらいパートで来てたんですけど…忙しくて全然描けてないです。」
玉木「デキル人のところにどんどん仕事ってまわって来るじゃないですか。」
― でもイヤじゃなかったわけでしょう?
本岡「うん、イヤではなかったけど。」
― 困ったな、みたいな(笑)。
本岡「計画と違う(笑)。」
玉木「こんなはずじゃ。ヤバイ、どうしよう?と(笑)。」
― そこはフラストレーションもあったわけですか?
本岡「そうですね。まぁでも、あんまり描けてないです。」
― どんな絵を描くんですか?油絵とか?
本岡「大学の専攻が日本画だったんですけど、でも日本画っぽい絵では全然なくて、抽象っぽい絵なので。」
玉木「プリント・ショールの絵柄も描いてるから、そこでフラストレーションを少しは発散してくれてるんじゃないですか(笑)。」
本岡「ちょっとだけ(笑)。」
玉木「ウチの“見せる”ところに関しては全部任せてるから。ホームページもそうだし、打ち出しもそうだし、online shopも含めて。」
本岡「全然できてないですけどね。」
― いつぐらいから今の担当に?
本岡「プリントショールをやったり縫製でデニムの裁断をやったりしながら…少しずつ増えてきて、一昨年の移転2周年記念イベント「ふたつ会」あたりからチラシとかビジュアル制作をまかされて…縫製にいれなくなったみたいな。」
玉木「追い出されたみたいな。」
ここで大濱英明と久保翔平がそろって登場。
酒井「面白いのは、久保くんは元々フリーランスなんですよ。」
玉木「だから一匹狼だったの。」
酒井「もう余すところなく聞いてくださいよ、「わチーム」から。」
玉木「絞り出してよ!」
― 時間制限は…。
玉木「無しでいい。」
― そうくると思いました(笑)。えっと、どなたが今日はこられてないんでしたっけ?
玉木・酒井「橋本くん。」
― では改めて御三方、インタビューよろしくお願いします。皆さんご担当が…たくさんある?
大濱「たくさんあるよね。」
久保「混ざってる感じです。僕は…そうですね、撮影と作品の登録などもやるんですけど、本岡さんがtamaki niimeのメインであるここのshop(直営店)の販促物や先日始まったonline shopのサイトなど、柱となるデザイン・制作担当で、僕は主に百貨店などの催事やイベント時に使うもののデザインをしたりデータを作ったりをやってます。」
― Youtubeの『tamaki niimeの日常』も久保さんの担当ですよね。大濱さんの仕事もそれこそ多岐に渡っていると思うんですが。この『niime百科』の連載の担当もされてたりとか。
大濱「基本はシステムの構築なんですよ。webの表側はけっこう本岡が中心になってやってくれてて。online shopだったりとか、法人のお客様とのB to Bの仕組みだとか内側の新しい機能をつくったり改修したりを窓口としてやってます。」
― けっこう目に見えない部分の…
大濱「かも知れません。」
― 重要なところですね。
大濱「あとは一点モノの作品を倉庫で管理してるんですけど、何かあった時に対処するそこの責任者的な役割ですかね。online shopで注文が入った時の出荷の事務的なところとかも私がやってる部分です。」
― ちなみに橋本訓典さんはどういったお仕事を?
久保「多岐に渡ってます。」
― ほんと皆さん多岐に渡ってますね。
久保「彼は学生時代から服を創ってたので、デザインから何から、パターンも引けますし縫製も。その後は絵描きを目指していた時期もあって。ECサイトの管理とかを前職でやってたので在庫管理とか撮影にも長けてるという。2019年の秋冬のビジュアルのデッサンを描いたりとかもやってます。作品登録も。」
― そんな、多彩な能力をお持ちの皆さんの集合体が「わチーム」であると。
久保「出自がバラバラで。」
― 皆んな違ってて、かぶって無い?本岡さんはもともと芸大出身でアート畑ですよね?
本岡「はい。」
― 久保さんは?
久保「僕はインテリアデザイン系の専門学校です。」
― 大濱さんは?
大濱「僕は4年制大学の経営学部ですね。」
― そして橋本さんは服飾を学んでいたと。なるほどバラエティ豊かですね。「わチーム」の発足っていつなんでしたっけ?
大濱「いつの時点をもって発足とすれば良いんだろう?」
本岡「一昨年夏の「ふたつ会」が終わって、秋くらいに大濱さんが入社して、そのタイミングで「webチーム」というのが出来て。私が「ふたつ会」のチラシをつくってそういう仕事が増え始めた時期でもあったんですね。その2ヶ月後くらいに橋本さんが入り、去年の3月くらいに久保さんが入ってきた感じです。」
― なるほど、ざっくりと「わチーム」の歩みがわかりました。
本岡「そこで「webチーム」だったのが、数ヶ月くらいで「視覚チーム」という名前に。」
― ありましたね、「視覚チーム」。実質は同じですか?
本岡「いっしょです。名前が変わって。で、それが多分3月くらいに「わチーム」になったんですよ。」
― それも実質はいっしょで、ひらがなの名前が良いよねと。活動場所はshopのカウンターの中にいるのと…
本岡「作品を一点一点撮影してる場所があって、そこと二箇所って感じですね。」
― なるほど。で…どうですか? …って、無茶漠然とした問いですけど(笑)。
本岡「先ほども言ったように、仕事内容が多岐に渡るんですよ。なので、やることは無限にある。」
― はい。
本岡「なんですね。だから…よく4人でやってるなと。」
― あぁ、なるほどねぇ…。販促の仕事だけでは無くて。
久保「その側面もあるけど多岐に渡るって感じです。」
― 「わチーム」っていう名前のいわれってなんでしたっけ?各チームの真ん中に位置するから?
本岡「そういうチームをつくることによって、外とのつながりもあるし、中のチーム間のつながりもあるから、「わ」ということで。」
― つながってますか?ガッチリ。
本岡「つながってるんじゃないですか。」
大濱「実際つながろうとしてる。」
― 最初大濱さんが入社された頃に、tamaki niimeのブランドの企業理念・経営指針となる「tamaki niimeの根っこ」を定めましたと聞いて。「創造を愉しみ、地球にやさしいことを探求し続ける」。それが大濱さんからの提案だったということなんですけれども。
大濱「そうですね。」
― すごく面白い方が入ってきたんだなと印象的を受けたんですが、まさに多岐に渡るブランドとしての取り組みのベクトル合わせというか意識統一というか、スタッフ皆んなのよりどころとなる言葉の提案だったわけですよね?
大濱「そうですね。もちろん、玉木・酒井と話す中で出てきた、ふたりの考えを言語化するのが良いのではないかというところの提案はしたんですよ。」
― 言語化が必要というのはまさに的確ではとハタ目にも思ったんですけど。言語化することで共有が図れるという。
大濱「当時私自身が、tamaki niimeの組織や玉木や酒井のことを理解したい、という思いがあったので。自分の中で言語化したい、それが一番最初だったんですよね。」
― なるほど。
大濱「言語化できれば、周りにもつなげていける、と提案したというのがあります。で、カタチになって良かったなというところと、今思ってる反省としては、それをいかにしてスタッフ皆んなに周知というか、理解してもらうという部分では大いに課題が残ってますね。」
― う〜ん…。
大濱「言語化にこだわったがゆえに、ただ言葉を覚えてもらうという面が強く出てしまったかなと思いますね。」
― なんか単に、このフレーズ覚えてね、という。
大濱「そう。それだけに、う〜ん、もしかしたら表には出て来ないけれど拒否反応があった人もいただろうし、なかなかその次、ってところを僕が描けなかったところはあるのかなと。でも、今それがあったから、「わチーム」という部署ができて、皆んながひとつの方針に基づいて動くカタチを創っていくんだっていうところにステップとしては進んだのかな、とは思っているんですけどね。」
― それを掲げることで皆んなの行動指針となり、軌道修正もできる、“羅針盤”みたいな言葉というか。その時期からチーム化というかtamaki niimeの組織化が進んでいったのではないかと。またその辺りからモノづくりにとどまらず、発信であったり販促であったり外部への打ち出しが活発化した印象もあります。
本岡「私は…あんまり“根本的”にはできてないな、と思っていて。」
― というと?
本岡「う〜ん、パンフレットとかwebとか、最近だとonline shopとか、必要性があってつくってますけど。統一性じゃないですけど、もっと「根っこ」のところから表現できるものを創らなくちゃいけないなと思ってるんですよ。今はまだ表面的というか、そんなところで終っちゃってる感じなんですけど、もっと深いところを整えていくような仕事をできていけたら。」
― コアな部分をもう少しデザインだったり、視覚化するというか?
本岡「そうですね。」
― 久保さんその辺りどうですか?
久保「そうですね、大濱さんや本岡さんが言うように「根っこ」の話じゃないですけど、変化が多い会社なので、「根っこ」の周辺の部分はよく変わるわけなんですけど。さっき言語化の話があったんですけど、なかなかウチのことを…言語化するって論理性とか合理性とかをはらむと思うんですけど、そこだけでは捕まえ切れないから、表現する前の言葉の作業っていうのがけっこう右往左往するっていうのを、個人的には思いますね。」
― なるほどねぇ。
久保「多過ぎるんですよね、なんか説明できることが。これは玉木と話してるんですけど、外に向けて説明することが非常に難しいと。多過ぎて。」
― うんうん。
久保「まとめようにも、ここを立てたら、次こっちも言いたい、いやここが言えてない、とかが出て来るので。それらを並列化して、っていうのができれば。コアな部分を言語とか概念で浮上させたら、本岡さんの言うように掴んだものをちゃんと視覚化できる、っていう風にはなるのかなぁと思うんですけど…難しいですね。」
― う〜ん。
久保「なんか、論理とかの外にいるみたいな、基本的に。」
― 論理の外に。なるほどですね。
久保「考えていること自体が論理の外にある感じがします。」
― ロジカルにちょっと語れない部分はもちろんあるし、言語化しようとしても収まり切れなさっていうか。たぶん、玉木さん・酒井さんもそれを望んでる節もあるし(笑)。
本岡「ありますね(笑)。」
久保「遊んでるから(笑)。」
― 言葉にできるもんならしてみろ!ぐらいな勢いがあるかも。
大濱「あるある。」
久保「それで捕まえられるんか?って。」
― そこの面白さってちょっと無いというか。伝える側にしたらやり甲斐でもあるでしょうね、大変でしょうけど…。その辺り日々悪戦苦闘してるみたいな。
本岡「変化していくのは受け止めないとですし、面白いところだから、その都度カタチにしていったらと思うんですけど、でも変わらない部分がやっぱりあるわけだから、そこの根本的な考えみたいなものがあるわけじゃないですか。」
― ええ。
本岡「それをちゃんとサポートできれば。その延長線上で次はこれやる、次はこういう展開になったと。方向性が違って見えたとしても、元の考えはいっしょなわけで、そこをもうちょっと伝えていけたら良いな、と思います。」
― 本岡さんとすれば、たぶん皆さんもそういう想いかもしれませんが、今だとその場その場の対応的なのを、もっと深いところから揺るぎなくやりたいというか。
本岡「外からは断面的な今のここのパートしか見えてなくて、ここ行って次ここ行って、という全体が見えなかったら、何やってるんだろう?と思われると思うんですよ。」
― ああ…そこはすごく難しいですよね。曲解される危険性もはらみつつ、デザインだったり発信をしないと、という。慎重にならざるを得ない部分もあるでしょうけど、あまり慎重になり過ぎると瞬発力がなくなるでしょうし…。玉木さんや酒井さんの考えは日々聞かされていると思いますが、そのコアなところをどう置換するか、みたいな。
本岡「なんかこう、言語としてってよりは、ひっくるめて全体的に捉えてる感じなので。玉木にしても全部は言葉で言わないというか。」
― まぁ身振りの時もあれば。確かに。
本岡「これくらいで言ってるのを、もうちょっとこれくらいで捉えて、周辺の意図とかも汲み取って把握しないと、間違っちゃうっていうか。あれ?違う方向に行ってるな、みたいな感じになっちゃう。」
― 『niime百科』でインタビューしてても、そういうところはありますし。難しいですよね。悩める「わチーム」みたいな(笑)
大濱・久保「(笑)。」
本岡「いつも悩んでますよ(笑)。」
〈つづく〉
確固たる核を持ちつつもアメーバのように絶えず変化してゆくブランド「tamaki niime」をいかに言葉で・ビジュアルで表現し、伝えるか?この高難易度のミッションに日々取り組む「わチーム」の面々。ブランドとしての打ち出しをはじめ、重責を担う彼らそれぞれのやり甲斐や今後の展望が語られる次回もどうぞお楽しみに!
書き人越川誠司
This time, the “niime encyclopedia”, is the “Wa team” volume. What is the “Wa(わ) team”? What on earth are they doing?? Let’s get started. Hiroko Motooka, the youngest team leader, entered the tabe room, and we started the interview.
——Though she is the youngest, Ms Motooka is the most senior member of the team, isn’t she?
- Motooka
- It’s been about two and a half years now. I was originally part of the “Sewing team”. I was working part-time for about a year in the beginning because I wanted to draw in private, but I’m too busy to draw.
- Tamaki
- You’re a very talented staff member, so you are always busy.
——But you didn’t dislike it, right?
- Motooka
- No, I didn’t.
——You didn’t know what to do, right? (laugh)
- Motooka
- I didn’t expect that. (laugh)
- Tamaki
- It’s different from what you planned. Did you think about what you were going to do? (laugh)
——Was there some frustration?
- Motooka
- Yes. Well, I hadn’t drawn much anyway.
——What kind of pictures do you draw? Oil painting?
- Motooka
- My major was Japanese painting when I was a university student, but my style of painting isn’t Japanese painting at all. It’s more of abstract art.
- Tamaki
- You also draw a print shawl, so you can reduce some stress there, right? (laugh)
- Motooka
- A little. (laugh)
- Tamaki
- I’m leaving every “exhibit” to you, the website, promotions and the online shop, too.
- Motooka
- I don’t think I have done that well at all.
——When were you put in charge?
- Motooka
- While I was doing print shawls and cutting denim while sewing …that kind of job has increased little by little, and from around the 2nd-anniversary event “Futatsu-kai”, I was put in charge of leaflets or visual production… I couldn’t be in sewing any more.
- Tamaki
- It looked like you were kicked out.
Here, Hideaki Ohama and Shohei Kubo appeared together.
- Sakai
- The interesting thing is that Kubo-kun was originally freelance.
- Tamaki
- So he was a lone wolf.
- Sakai
- Ask the “Wa team” for more details.
- Tamaki
- Ask for more!
——What about the time limit …?
- Tamaki
- No time limit.
——I thought you would say that. (laugh) Well, is anyone not here today?
- Tamaki and Sakai
- Hashimoto-kun.
——Thank you again for your cooperation. You three are in charge of many roles…
- Ohama
- Yes, we do.
- Kubo
- I feel they are mixed. I …well, I shoot and register items. Mainly, Ms Motooka is in charge of the tamaki niime’s promotional products at the main shop here and also designs and creates pillars such as the online shop site that has begun the other day. I mainly design and develop data used for things that are needed for such as department stores and events.
——Mr Kubo, you are also in charge of the YouTube channel “tamaki niime’s daily life”. I think that Mr Ohama’s work is very diverse as well. He is also in charge of the serialization of this “niime encyclopedia”.
- Ohama
- Basically, I’m building a system. On the front side of the web, Ms Motooka is the leading player. I’m handling our online shop, a B to B mechanism with corporate customers, and new internal functions. I’m a front person who deals with them as a new contact.
——It’s pretty invisible …
- Ohama
- I guess.
——It’s an important role.
- Ohama
- Additionally, I manage the only one items in the warehouse. It’s also my responsibility for dealing with any problems that may come up with. The clerical part of shipping when the orders are placed at the online shop. It’s part of what I do.
——By the way, what kind of job does Kuninori Hashimoto do?
- Kubo
- He has a wide range of responsibility.
——Seriously, each of you has a variety of roles.
- Kubo
- He had been making clothes since he was a student, so he can draw patterns, design and sew. After that, his aim was to be a painter. He also managed EC sites in his previous job. So he’s also good at inventory management and photography. He also draws visual drawings for the 2019 autumn and winter collection. And he also registers new works.
——The “Wa team” is a group of people with diverse abilities, correct?
- Kubo
- We have different backgrounds.
——Isn’t everyone something different? Ms Motooka was originally from the University of the Arts, right?
- Motooka
- Yes.
——What about you, Mr Kubo?
- Kubo
- I’m from a vocational school for interior design.
——How about you, Mr Ohama?
- Ohama
- I have a bachelors in business management.
——And Mr Hashimoto was studying fashion. It’s a great variety, isn’t it? When was the actual start of the “Wa team”?
- Ohama
- When was the actual start?
- Motooka
- After the “Futatsu-kai” in summer of the year before last, Ohama joined the company. At that time, we started the “web team”. It was also the time when I started making flyers for the “Futatsu-kai,” and that kind of work started to increase. Mr Hashimoto came in about two months later, and Mr Kubo came in about March last year.
——I see. I roughly understand the history of the “Wa team”.
- Motooka
- The “Web team” was renamed as the “Visual team” in a few months.
——I do remember the “Visual team”. Aren’t they kind of the same?
- Motooka
- Yes. Only the name has changed. And it became the “Wa(わ) team” around in March.
——Actually, they were same, and we thought the hiragana was better. We are working in the shop counter and…
- Motooka
- We also have a place where we shoot each piece one by one. So we have two locations.
——I see. So how is it? …it’s kind of a vague question. (laugh)
- Motooka
- As I said, there are a wide range of duties, so there are endless things to do.
——I see.
- Motooka
- Yeah. So… Only four of us somehow manage to take care of everything.
——Oh, I see… Not just for sales promotion.
- Kubo
- There are sale promotion aspects, but there are many other things too.
——What was the origin of the name of the “Wa team”? Is it the centre of each team?
- Motooka
- By creating such a team, there is a connection with the outside (the company), and there is also a connection between the (inside) groups, so we name/call it “Wa (わ)”.
——Does it connect them? Firmly.
- Motooka
- I think it does.
- Ohama
- We are trying to connect them.
——When you, Mr Ohama first joined the company, I heard that you established the “root of tamaki niime,” which is the corporate philosophy and management guidelines of the tamaki niime brand. “Enjoy creation and continue to search for something earth-friendly.” That was a proposal from Mr Ohama, right?
- Ohama
- That’s right.
——I had an impression that an interesting person came in. It was a proposal of words that would be the basis of all the staff, such as vector alignment of the efforts of various things as a brand and unification of consciousness. Right?
- Ohama
- That’s right. Of course, I made a suggestion that it would be better to verbalize the ideas that came out from Tamaki and Sakai when we were talking.
——I also thought that it was appropriate that verbalization was necessary. It can be shared by making it into a language.
- Ohama
- At that time, I wanted to understand the organization of tamaki niime, Tamaki and Sakai. I tried to make it into a language, which was the very first thing I did.
——I see.
- Ohama
- I suggested that we could connect it to other people around us if we could put it into words. So, I’m glad that things started taking shape. And now we should try to let everyone know it. I mean, there is still a lot of work left to do in getting people to understand.
——Hmmm…
- Ohama
- I think that the fact that I was so particular about verbalization (that it) gave them a strong sense of just learning words.
——Like, merely making people remember the phrases?
- Ohama
- Yes, that’s why there were probably some people who rejected the idea, and I couldn’t picture the next step by myself. Because of that, the “Wa team” was made, and we’ve stepped up to create a form in which everyone’s ideas are based on one policy. That’s how I feel now.
——A word like “Compass” that can be a guide for everyone’s action by raising it and can also correct the trajectory. From that time onwards, I think that tamaki niime was becoming more organized. I also have the impression that from that point on, we are not limited to creating, but are also active in PR and promoting sales..
- Motooka
- But I think … it’s still not “basically” good enough.
——What do you mean?
- Motooka
- Ummm, I’m making things that are in need, such as brochures, the web, and recently the online shop. It lacks coherence. We have to create something that can be expressed from a more “root” (point). Right now, it’s still superficial. I feel we’ve ended up in such a place, but I hope we can do a better job that will straighten the depths.
——To design or visualize the core a bit more?
- Motooka
- That’s right.
——How about you, Mr Kubo?
- Kubo
- Well, Mr Ohama and Ms Motooka talked about the “root”. Since our company changes a lot, the part around the “root” often changes. We also talked about the verbalization earlier, but I think it’s quite challenging to verbalize our company, including logic and rationality. Personally, I don’t think we can narrow it so easily with them, thus defining it becomes a lot of work.
——I see.
- Kubo
- There are too many things that we should explain. It’s easy to explain when we are talking to Tamaki, but it’s complicated to explain to people on the outside. We have too many things.
——Yeah, yeah.
- Kubo
- To put it all together, if we set this up, there will be some other things that we would like to say next, no, we can’t explain this enough. If we can parallelize them, we would say that the core brought up by the concept and in language. It would be possible to visualize what we grasped as Ms Motooka says. But it might be difficult.
——Ummm.
- Kubo
- Basically, we’re like being outside of logic.
——Outside of logic. I see.
- Kubo
- I feel that our thought itself is outside the logic.
——Of course, there are parts that you can’t say logically, and if you try to make it into a language, it may not fit. Maybe Ms Tamaki and Mr Sakai want some of that. (laugh)
- Motooka
- Yes, they do. (laugh)
- Kubo
- Because they are playing. (laugh)
——If you want to explain, go for it! That’s something they are thinking.
- Ohama
- Indeed.
- Kubo
- So, can you catch it? Something like that.
——You cannot find anything exciting like that. It would be worthwhile if you were the one who has to explain, but it would be difficult … It seems that you are struggling every day with it.
- Motooka
- We must accept that it is changing, and because it’s interesting, we’d like to shape it each time. But since there are still parts that do not change, it is like a fundamental idea there, isn’t it?
——Yeah.
- Motooka
- We hope we can adequately support that. On that, we will do this next, and it will be this kind of development. Even if the directions seem different, the original thought is the same, (so) we would like to explain a little better.
——For Ms Motooka, including all of you, might think similarly. Now you are just dealing with each decision each time, but you prefer to be more responsible and firmer from the deep end.
- Motooka
- From the outside, people can only see the part cross-sectionally here and now, but if they can’t see the whole thing with directions, they might get confused.
——Oh … that’s very difficult. You should design and deliver messages while considering the danger of being distorted. You may have to be careful, but if you’re too careful, you lose the momentum. I think you’ve been listening to Ms Tamaki and Mr Sakai’s thoughts every day, but how to get people to understand the core message.
- Motooka
- It’s more like a whole idea, rather than a language, so Ms Tamaki doesn’t even say everything in words.
——Well, there are times when she’s gesturing. Indeed.
- Motooka
- Unless we understand what she (Ms Tamaki)’s saying about this much, including the intentions of the surrounding wills, we are not sure I’m going in the right direction. What? It’s like going in a different direction.
——Even when I interviewed in the “niime encyclopedia”, there is such a moment. It’s difficult, isn’t it? It’s like a struggling “Wa team”. (laugh)
- Ohama and Kubo
- (laugh)
- Motooka
- We’re always struggling. (laugh)
Original Japanese text by Seiji Koshikawa.
English translation by Adam & Michiko Whipple.