niime 百科
Encyclopedia of niime
お客様に寄り添い作品を送り出すShopチーム
〈前半〉
“Shop team”; delivering great works and creating close relationships with the customers.
〈part1〉
〈前半〉
〈part1〉
2020 . 10 . 01
今回登場はShopチーム。光と風を取り込み心地よく開放感あふれるShopにいて、一点モノの、色とりどりの作品たちをお客様が選ぶ場に立ち合い、寄り添う。作品とお客様をリアルに結ぶ役割を担う藤田さより・松本千恵美・田中美栄・蔭山由香里の4名に、活き活きとした販売の現場のありようを語ってもらった。
〈取材は連休の忙しい最中、Shop閉店後に集まってもらい、行なった〉
― 皆さんどうもお疲れ様でした。リニューアルオープンして数ヶ月が経ちましたが、Shopの今の様子はどうでしょうか?
藤田「そうですね。以前は作品の数がすごく多かったのを、点数をある程度絞ったので、お客様に色のヴァリエーションだったりを訊かれて接する機会が増えたかなと。」
― アイテムの種類も増えてますし、今の陳列は可動式の棚であったり、提案型にもなってるのかなと。
松本「バッグとか傘とか、日常で使っていただけるアイテムが増えてきているので、その分お客様の愉しみというのも広がってはきているし、コロナの前と後と、「タマスク」があることで、お客様の層も変わってきたりしているので、リニューアルの後、新規のお客様が愉しんで店内を観ておられるのと、以前からのお客様がちょっと雰囲気変わったね、と新たな愉しみ方をしていただいているということでは、どちらも愉しんでいただいてるのかなと思います。」
― 「タマスク」によってお客様の層が広がったというところはどうですか?
蔭山「「今までは女性が多かったと思いますけど、男性も。家族で皆んなで来られたりとか。」
― コロナの後ご来店されるお客様の数としてはどうでしょうか?
藤田「増えてきてますね。あ、でもコロナで大変だった時から、ここなら安全だと思ったと、来られる方も…」
― ああ…そうなんですね。
藤田「…というお客様も多かったです。ここは大丈夫だろう、みたいな。」
― それは環境面も含めて。
藤田「周りが自然に囲まれた中で、「密」にならないとか、お客様にそんな風に思っていただいているのは、店内の風通しの良さも含めてだと思います。」
― リニューアルして、開放的なShopになっているというのはご存知で来られる感じなのでしょうか?
藤田「しばらく改装で休んでいたし告知もしていたので、ご存知ではあるんですけど、改装したから、という感じではないです。」
― はい。
藤田「何かここは大丈夫、というのがあるというか。」
― 何か、ここに居て大丈夫感があると。
藤田「改装して空気の通りが良いからとかそういうのではなくて…。」
― ええ。
藤田「…なんやろう?? 感じ方?」
松本「そう。場所的に…」
田中・蔭山「(笑)。」
〈皆考え込む。…が、言葉にできない感じ〉
藤田「うん…感じ方!」
― 感じ方が。具体的にこれ、とかいうんじゃなくて。
松本「“空気感”があって。…かな?」
藤田「“空気感”っていうかね、あるじゃないですか? そういう、目には見えないものが…(笑)。」
― 何か目に見えない力がある。そこの“大丈夫感”がすごいと。
藤田「そうそう。ここに来たら元気が出るから、というお客様も多いので。」
― ええ。
藤田「元気もらってありがとう、と帰られるお客様も多いので。そういうところを感じて…第六感?」
松本「パワースポット的な風に感じておられるとか(笑)。」
蔭山「「色に囲まれるだけですごく気持ちが落ち着くって方もいらっしゃいます。」
田中「今日もコロナで自粛してずっとどこにも出かけてなかったけど、めっちゃ久しぶりにどこ行こう?ってなって、ここに来ましたという方がいらして。やっぱり、今まですごく我慢されてた分、思う存分愉しんで帰りたい、ってたくさん作品を選んで下さる方はすごく多いと思います。」
松本「ここへ来て元気が出たと帰られるお客様も。」
藤田「元気がほしいから来た!とか。来てよかった、やっぱり元気もらえたわ、といって帰られる方もいらっしゃいます。」
― …素晴らしいですね。それはどちらかというと、お馴染みのお客様からのお声でしょうか?
藤田「いきなり初めての方でも…」
田中「愉しい!って。」
松本「必ずまた来るわ、って言っていただけたり。」
藤田「どうしよう?何から観よう?一日帰られへんとかそんなお声もたくさん。」
― そこはゆったりと過ごされるというか。
藤田「そうですね。」
― なるほど。建物の周囲を巡ったりも。
松本「裏にある川のところに行って気持ちがリフレッシュされて、とおっしゃる方もいらっしゃいます。」
藤田「後ろにある岡之山の周りを一周すると浄化されるらしいです。」
松本「ここに来られたら必ず裏のエリアに寄ってから帰ると。」
― わかりました。Shopの備える、周囲の環境も含めた“気持ち良さ”への、すごく良い反応があるというのは、私も実感しているところです。風が入って来て、ショールがふわりとそよいでスーッと光を透す…
藤田「気持ちが明るくなりますよね。」
― では、まずはShopのいまを語っていただいたところで、皆さんそれぞれの入社のきっかけからShopでの想い、そしてこれからの抱負などをお願いできれば。
松本「松本千恵美と申します。こちらに勤めるきっかけになったのが、求人広告に社長がショールを天干ししている写真が載っていて。それを目にした時にここへ行きたいと思ったんですね。」
― ああ〜…。
松本「はい。すごくきれいで。色と風と光と空っていうのが一体になっていて。で、履歴書を送ってくださいって書いてあったんですね。私、そういうの苦手なんだったんですけど、その時はすぐに書いて、行動が出来たので。」
― ええ。
松本「それまでは割と行動はしないタイプだったんですけど、その写真を見た時にすぐ書いてすぐ送ってという感じで。面接で初めてここに来させてもらったんですけど、やっぱり気持ち良くって。ちょうどごはんの時間で。この美味しそうなお食事を食べられるんやなぁ…ここに来たいと(笑)。」
― (笑)。
松本「おうちで待ってたら返事を頂いたのでこちらに勤めさせていただいて。今もその時の気持ちのままですね。愉しくさせていただいてます。これからも、年齢的なこともありますがShopのメンバーとして、お客様に愛されて皆さんに必要とされるようなスタッフとして、手足と口が動く限り、働きたいと思います。」
― いや〜…素晴らしくまとめていただきました。私が口を挟む必要なくスラスラと(笑)。一点だけ、入社されたのはいつでしょう?
松本「2年前です。今3年目になってるかな。」
― 3年目に突入したくらいですかね。
松本「はい。」
― ありがとうございます。では、お次の方、お願いします。
田中「はい。Shopの田中美栄です。私はもともと百貨店で働いてたんですけど、10年ほど前からお取引きさせていただいて社長が百貨店の方に来てくださって、その時からの繋がりなんですけど、そこで初めてショールを触って。まだコットンのショールしか作品はなかった頃ですけど、もうほんとにすごく柔らかくて、それまで様々なメーカーさんとかブランドさんとかの展示会で色んなショールを触らせてもらってたんですけど、全然違うくて、すごい感動して。それから百貨店としても取り組みをずっとさせていただいてて、こちらのスタッフの販売員の皆さんも良い感じの方ばかりで、っていうところから、百貨店を退職した後も催事の度に販売のお手伝いをさせていただいてたんです。で、この5月から西脇に来させていただいています。」
― tamaki niimeの作品に魅了されたのはかなり以前からなんですね。ここのShopに入ってみてどうですか?
田中「そうですね。なにか商品をつくるってなった時って、販売スタッフや営業さんの声をもとにつくるっていうのが普通だと思うんですけど、ここはどちらかというと、ほんとに創り手側が色んなモノづくりを試して創って行ってという、創り手の方の発想がすごく多いから、世の中に無いモノがたくさん生まれてるな、っていうのはすごく感じました。」
― なるほど。
田中「なんか無難なモノっていうよりも、今度新しく発売される「タマーシャ」なんかもそうですけど、なかなか他では無いようなモノが産まれているのでそこがすごいなと思います。」
― わかりました。では、これからの抱負を。
田中「まだ西脇に来たばかりなので、色々勉強して、生産のことももっと詳しく知りたいです。」
― ありがとうございます。では、次の方、どうぞお願いします。
蔭山「蔭山由香里です。入ったきっかけは、私は逆に全然なにも知らずに…」
― 予備知識なしに。
蔭山「予備知識なしに。一番最初のとっかかりは、あるスタッフと、もともと知り合いだったんです。それまで自分的に色んな仕事をやりたくてしてたんですけど、ちょっと販売スタッフとして手伝ってくれへん?という感じで訊かれて、行きますって言って手伝って、それからです。で、当時はまだ作品も知らないし、接客業もあまり経験がなくて何にもわからない状態で入ったんですけど、やっぱりすごく愉しいし、お客様が歓ばれる様子が、観ててすごく嬉しかったんですよ。で、すごく良いなと思って、イベントがある度にお手伝いをさせていただいて。今年の3月から、こちらの方にお世話になるようになりました。」
― そうでしたか。
蔭山「Shopで松本さんと藤田さんのお客様とのやりとりを観てるのもすごく面白くって(笑)。で、なんかワァーって愉しみながらやれてます。」
― (笑)。そこに絡んだりとかは?
蔭山「…ちょっとだけ絡んだりも。はい。」
― ちなみにどちらのご出身ですか?
蔭山「大阪からです。」
― どうも、西脇まで来ていただきまして。
蔭山「いえ。…良いところです。」
― ありがとうございます。…では最後に、どうぞ。
藤田「藤田さよりです。地元出身です。3年経ちました。4年目っていうのかな。入ったきっかけは、むかし販売員をしてて、私は自分で販売員が天職やと思ってるんですけど、子育てはしっかりしたかったので、子どもが小さいうちはパートで働いてたんですね。で、子育てにめどがついたので、その頃になにかしよう、でもこんな田舎に販売の仕事ないしなぁ…って思いながら、ケータイ見てたら出て来たんですよ(笑)。」
― 松本さんと同じく、求人が(笑)。
藤田「そう。で、またケータイで調べて、あ、行きたい!と。私もなかなか面倒くさがりなので、行動に移すタイプじゃなくって、別に何ヶ月働かなくてもいいや、くらいの感じだったんですけど、珍しく、すぐに行こうと思って、ハローワークに向かったんです。で、電話したら、すぐに面接にとなって。」
― 話がスムーズで早かったわけですね。
藤田「トントン拍子に行ったので、すごい出会いで縁なのかなと思って入らせてもらったんですけど、ここでは他のショップでは味わえない、一点モノのコーディネートっていうのがあって。」
― ええ。
藤田「お客様ひとりひとりに一点ずつしかないじゃないですか?それで一点モノに一点モノを合わせるという…ね、他では絶対に体験できないし、二度と出会えないモノだし。」
― 一点モノ×一点モノ×…ですよね。
藤田「そうなんです。そういう愉しさも面白くて、色がたくさんあるのも面白くて。…ということも喋ってるとお客様も愉しいし…って仰るので。他では絶対味わえない接客をしています。」
― スペシャル感がすごいですよね。
藤田「そうですね。」
― その辺の提案も含めて愉しいと。
藤田「愉しいですね。」
― なるほどぉ!
藤田「…で、何でしたっけ?」
― …えっと、これからのことは?
藤田「これからもそんな感じで人生を愉しむ。愉しい毎日を送りたいので、お客様とわいわい喋ったりながら、愉しくこの仕事を続けていきたいなと思います。」
〈つづく〉
tamaki niimeのShopの備える確かな安心感と心地良さ。そこで和やかにお客様と接し、作品を愉しんでいただく手助けをする4名の案内人たち。
次回、お客様の作品への反応をダイレクトに創り手であるスタッフに伝え、作品を介して、より垣根のないお客様との交わりとご利用が進みつつあるShopのいまを、さらに4人が愉しくざっくばらんに語り合います。どうぞお愉しみに。
書き人越川誠司
On this occasion, I had the opportunity to interview the shop team. Here at the shop, it overflows with a sense of spaciousness, bright light and a breeze. The staff serve by helping customers choose colourful various one-item products. They try to create a connection with the customers. I interviewed Sayori Fujita, Chiemi Matsumoto, Mie Tanaka, and Yukari Kageyama who have the fundamental role of connecting products and customers by asking them about real situations at the store.
〈The interview occurred at the shop after a busy, consecutive holiday.〉
Thank you for your hard work, and I appreciate you taking time out of your schedule for this interview. How is the shop doing, currently? It’s been a few months since it reopened.
- Fujita
- Well, we had more colour variations than before, but we decided to use fewer works. I have had more chances to be asked about colour variations by the customers.
—— You have increased the number of products. For your displays, you have changed to movable shelves, which may be a proposal-based style.
- Matsumoto
- Yes, we have added more daily-use items such as bags and umbrellas, which customers can enjoy. After the Pandemic, our customer base changed because of the “tamask”. After the store renewal, new customers could enjoy coming to see the store, and regular customers enjoy the changes, leaving comments like, “The atmosphere of the store has changed”. I am glad that both types of customers enjoy coming here.
—— By the “tamask”, what do you think of having more customers?
- Kageyama
- We had more female customers before, but now we’ve increased the number of men, or others than come with their families.
—— Did you increase the number of customers after the Pandemic?
- Fujita
- Yes, they are increasing. Ah! Some customers even come here because they think it’s safe here.
—— Oh… I see.
- Fujita
- Yes, there are some like that. They feel safe here.
—— Do you think they consider the environment around here as well?
- Fujita
- The customers feel secure because the store is surrounded by nature which isn’t usually crowded. And the store is well-ventilated which helps them to feel safe as well.
—— Do they come here because they knew you renovated the shop and they expected to see the open-air shop?
- Fujita
- We had closed the shop for a time due to the renovation, which they would know due to the announcement, but I don’t think they came for that.
—— I see.
- Fujita
- I think they feel secure here.
—— They feel something comfortable about being here.
- Fujita
- It is not because it is well-ventilated after the renovation.
—— I see.
- Fujita
- What is that? There must be a unique feeling they could feel.
- Matsumoto
- That’s right. Only this place has it.
- Tanaka and Kageyama
- (laugh)
〈 Everyone keeps thinking, but can’t express it. 〉
- Fujita
- Yeah, they feel something.
—— There is a unique feeling, but it doesn’t exist as an object.
- Matsumoto
- You could feel a particular atmosphere, right?
- Fujita
- Maybe the atmosphere, which we cannot see. (laugh)
—— There is a power you can’t see. “The feeling to make you feel comfortable” is powerful.
- Fujita
- You are right. Many customers mentioned they like to come here because it makes them feel energized.
—— I see.
- Fujita
- Some customers leave here saying, “Thanks for giving me strength!” Maybe it is some sixth sense they feel here?
- Matsumoto
- They may feel this is the place where you can get spiritual energy. (laugh)
- Kageyama
- Some say they feel so good to be surrounded in the colours.
- Tanaka:
- Today, we had a customer who told me that she has been staying home, not able to go outside anywhere for a while because of COVID. She came here after wondering where to go. I think many customers are stressed due to isolation and want to enjoy shopping and picking out different things.
- Matsumoto
- Some left here saying that they gained energy after visiting here.
- Fujita
- Some say they came here because they wanted to get energized or feel so happy to come here because they gained power.
—— That’s wonderful. Are those customers regulars who leave those comments?
- Fujita
- No, even the first-time customers do.
- Tanaka:
- They expressed their happiness.
- Matsumoto
- Some mentioned they would surely come back again.
- Fujita
- There are many saying, “Which one should I see first? I don’t want to ever leave.”
—— They take their time.
- Fujita
- Yes.
—— I see. They walk around the buildings.
- Matsumoto
- Some say they feel refreshed back at the river.
- Fujita
- They feel purified to walk around Okanoyama behind our Shop and Lab.
- Matsumoto
- They say each time they come, they visit the area behind us before going home.
—— I understand. I feel there are excellent responses to the incredible feelings, including the surrounding environment, which the shop provides. The wind comes in the shop, the shawls swing, and the light goes through.
- Fujita
- They make you feel bright.
—— Well, you have told me about the present situation. Would you tell me what brought you here and what you hope for in the future?
- Matsumoto
- I am Chiemi Matsumoto. I saw the ads of the boss hanging the shawls in the sun. That got my attention and made me want to work here.
—— Oh…
- Matsumoto
- It was so pretty that the colours, the wind, the light and the sky are all unified. It said to send the resume, which I am not good at, but I acted and wrote it immediately.
—— I see.
- Matsumoto
- I usually don’t take action, but I wrote and sent it right away when I saw that ad. I came here feeling so great for the interview. It was lunchtime. I wish I could have lunch here…I wish I could work here. (laugh)
(laugh)
- Matsumoto
- I was at home when I received their reply, and since then, I keep those same feelings and enjoy working. As to my age, I would like to keep working as one of the shop clerks. I hope to be loved by customers and to be helpful to the other staff.
—— Wow! You were able to summarize very well without having me ask you anything. Just one more thing I want to ask you: when did you start working at the shop?
- Matsumoto
- It was two years ago. This is my third year.
—— You are just getting into the third year, correct?
- Matsumoto
- Right.
—— Thank you very much. Next, please.
- Tanaka:
- I am Mie Tanaka, and I work at the shop. I was working at the department store before that. They had dealings with Ms Tamaki for about ten years. She came to the store, and I met her. For the first time, I had a chance to touch shawls made from the cotton, which was the only materials they had at that time. I was so impressed with their softness, which was completely different from other brands that I had experienced at many exhibitions. Therefore the department store had dealings here, and I knew the store staff, who are all friendly people. After retiring from the department store, I helped to sell at “tamaki niime” events, and I started working here last May.
—— You were attracted to the products of “tamaki niime” long before. How do you feel working at the shop?
- Tanaka:
- Well, in most cases of creating new products, they generally use the opinions of the sales and business staff, but here, people who have a direct hand in it go through trial and error to create new products. Due to their ideas, there are many items which other creators don’t have.
—— I see.
- Tanaka:
- They are not the usual low-risk products, but great products because they aren’t available anywhere else. The new product “Tamasha”, which will be on the market soon, is one of them.
—— Ok. Now, would you tell us your hopes for the future?
- Tanaka:
- I just arrived in Nishiwaki, so I want to study and understand more about production in detail.
—— Thank you very much. Next person, please.
- Kageyama
- I am Yukari Kageyama. I came here without knowing anything.
—— Without any background information?
- Kageyama
- No, none at all. I was doing various jobs before. I knew one of the staff here, and it all started when they asked me to help to sell at events, and I did. I didn’t know much about their products, nor did I have experience with customers, but I had fun working and was happy to watch customers who are satisfied with shopping. That’s why I helped them whenever they had events. This March is when I started working at the shop.
—— Is that right?
- Kageyama
- I enjoy watching the customers with Ms Matsumoto and Ms Fujita having conversations. (laugh) They are interesting and I have so much fun.
(laugh) Do you try to get involved with their conversations?
- Kageyama
- Yes, I do a little.
—— By the way, where are you from?
- Kageyama
- I’m from Osaka.
—— Thank you for coming to Nishiwaki.
- Kageyama
- No problem. It is such a right place.
—— Thank you very much. Then, the last person, please.
- Fujita
- I’m Sayori Fujita. I’m a resident, and it’s been three years. This is my fourth year. How I started is like this; I used to work in sales, believing a sales job is my calling. When my children were little, I worked as a part-time worker. After they grew up, I wanted to do something, but I didn’t think I could find a job in sales in the countryside. But I found it while looking on the phone.
—— Just like Ms Matsumoto, you found it in the ads. (laugh)
- Fujita
- That’s right. I did recheck it on the phone and wanted to work here. I usually don’t take action, either. I thought I didn’t need to work for a while, but it was not generally that I got up and went to the unemployment office. I called them up and made an appointment for the interview.
—— It went smooth and quick.
- Fujita
- Everything went well, so I believed this must have meant to be. I couldn’t have the same experience at other places, that is we have the one-item coordination here.
—— I see.
- Fujita
- Isn’t there only-one-item for each customer? That’s why we match one item with one item…you can never experience that anywhere else, and you can never repeat it.
—— One to one, right?
- Fujita
- Right. It is fun doing and fun with so many colours. The customers are excited to listen to my explanation. I can serve the customers in a way I can’t experience at other shops.
—— You must feel amazing while you help them.
- Fujita
- Yes, I do.
—— You have fun, including advising on coordination, right?
- Fujita
- Absolutely.
—— I understand.
- Fujita
- Well, what was your question?
—— Uh, what do you want to do in the future?
- Fujita
- I want to keep enjoying my life doing like this. Having fun every day, I want to chat with customers and keep enjoying this job.
〈continued〉
The goods at “tamaki niime” Shop provide customers with security and comfort. Four shopkeepers assist customers in helping them enjoy the products.
In the next interview, they explain to the staff about the customer responses. The clerks will tell you about the shop as it is and also report upon the communication between customers and clerks over the products. Please look forward to it.
Original Japanese text by Seiji Koshikawa.
English translation by Adam & Michiko Whipple.